制作・出演 : ヨーロッパ室内管弦楽団
制作・出演
アルノルト・シェーンベルク合唱団 / クレメンス・ハーゲン / トーマス・ツェートマイアー / ニコラウス・アーノンクール / ピエール=ロラン・エマール / ベートーヴェン / ヨーロッパ室内管弦楽団 / ルーバ・オルゴナソーヴァ次々と話題作を送り出しているエマールとアーノンクールが、三重協奏曲を録音。ツェートマイアーとクレメンス・ハーゲン、2人の名手を迎えての演奏で、ファン必携のアルバムだ。
しかしテンション高いなと思わされるが名演奏なのだ。聴きはじめたとたんに思わず引き込まれるわけだが、「現代におけるクラシック」という業を背負っているようにも聴こえたりして。もともとデジタル録音なので、リマスタリングの効果は、遠景の解像度向上という感じ。
アーノンクールらしい学究性に裏打ちされたバルトークは不思議なくらいに爽やかであり、クールなオーセンティシティは作品に生まれたてのような生命を吹き込む。指揮者の自信は揺るぎのないサウンドに結実して響き渡り、鮮烈な躍動が聴き手を圧倒する。★
夢にハマって沈潜してしまうと何だかぼんやりしてしまいかねないシューマンのロマンを、持ち前のワザを駆使してウツツの世界に繋ぎ止め、耳を覚醒させてくれる快演。アルゲリッチの思い切り、クレーメルの分節凝視、いずれも“スレスレ”だがライヴに面白い。
制作・出演
アルノルト・シェーンベルク合唱団 / ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス / エルヴィン・オルトナー / ジョーン・ロジャーズ / ニコラウス・アーノンクール / パメラ・コバーン / ヨーロッパ室内管弦楽団掛け値なしに世界屈指の実力を持つ、アーノルト・シェーンベルク合唱団を手軽に(!)味わえるよう編集されたコンピ盤。すべてアーノンクールとの共演音源で、ア・カペラや現代作品は収録されていない。タイトルどおり、安定したハーモニーに癒されたい人向け。
《ベスト・クラシック 100》から人気作を選んでハイブリッド盤化したシリーズ20点からの1枚。ペライアの抒情的な持ち味が最高度に発揮されているモーツァルトの2つのピアノ協奏曲。
制作・出演
アンドレ・プリエール / エドゥアルド・マータ / ジェームズ・ゴールウェイ / ニュー・アイリッシュ室内管弦楽団 / フィリップ・モル / マリサ・ロブレス / モーツァルト / ヨーロッパ室内管弦楽団 / ロンドン交響楽団ゴールウェイの60歳を記念して99年に発売された15枚組からの分売。この2枚組はモーツァルトの作品のみで構成され、東京SQとの2曲の四重奏曲も収められている。温かく典雅な演奏を支える繊細なフレージングに、卓越した技術と音楽性を感じさせる。
アーノンクールがヨーロッパ室内管とともに「スラヴ舞曲集」を録音。響きがずいぶんスリムで、いろいろな音や旋律が聴こえてきて楽しい。アーノンクールも若いオケとともにのりにのっている。さまざまな発見に満ちた、すごく新鮮な「スラヴ舞曲」の登場だ。
近年ますます円熟味を増しているピリスの90年前後の名演がプライス・ダウンして再発売。ピリスが盟友アバドとともに十八番のモーツァルトで素晴らしい演奏を聴かせてくれる。
古楽界の先駆者であるアーノンクールは、近年、モダン楽器のオーケストラにも進出。若手実力者がそろうヨーロッパ室内管とのベートーヴェン交響曲全集から、第7番が1枚1050円の廉価で再登場。