制作・出演 : ライオット
2018年、魂の“暴動=ライオット”を巻き起こした感動のライヴが蘇る。 名盤『サンダースティール』(1988)完全再現を含む、日本のメタル・ソルジャーズに捧げる永久保存名曲満載ライヴ。 日本盤限定ボーナス映像「スティル・ユア・マン」「ブラック・レザー」収録。LOUDNESS山下昌良が「ウォリアー」でゲスト参加。 2018年3月10日/11日、川崎CLUB CITTA'でヘヴィ・メタルの奇蹟が起こった。 名盤『サンダースティール』(1988)の30周年を記念するアニヴァーサリー・ライヴ。二部構成、 2時間半におよぶステージは早くも伝説の域に達している。本作は、その全貌を余すところなく収めた鮮烈なドキュメントだ。 第1部は 新旧クラシックスで押しまくるベスト・セット。最新アルバム『アーマー・オブ・ライト』(2018) のタイトル曲は、 当時まだ発売前にも拘わらずいきなり場内を沸点までヒートアップさせる。『ザ・プリヴィレッジ・オブ・パワー』(1990)からの「オン・ユア・ニーズ」 「メタル・ソルジャーズ」、『イニッシュモア』(1997)からの「エンジェル・アイズ」などが次々と繰り出されるライヴは、 突き上げた拳を下ろすことを許さない怒濤のメタル絨毯爆撃だ。今回の日本公演のハイライトである第2部、『サンダースティール』完全再現は、 永久保存級の凄演だ。アルバム当時のメンバーはドン・ヴァン・スタヴァン(ベース)のみだが、現在のラインアップにはライオット魂が伝承されており、 2012年に亡くなったギタリストのマーク・リアリへの愛と敬意が備わっている。2013年に加入したトッド・マイケル・ホール(ヴォーカル)は オリジナルを尊重しながら、闇を斬り裂くハイトーンのシャウトで観衆のハートと会場全体を揺さぶる。 さらにアンコールでは「ロード・レーシン」「ソーズ・アンド・テキーラ」「ウォリアー」という初期のクラシックス3連打を披露。 「ウォリアー」ではLOUDNESSの山下昌良がゲスト参加。さらにバンドのマスコットである“ジョニー”軍団がステージを占拠、 ヘッドバンギングを繰り広げるなど、アニヴァーサリー・ライヴに相応しい盛り上がりを見せた。 特筆すべきなのは、バンドと日本の観衆が生み出す化学融合だ。初期から『ナリタ』(1979)というアルバムを発表するなど、 常に日本から刺激とインスピレーションを得てきた彼らは、本作のライヴでも「ランド・オブ・ザ・ライジング・サン」をプレイ。 本作に収められたヘッドライナー・ツアーからわずか半年後、2018年9月にも“METAL WEEKEND 2018”で来日公演を行っていることからも、 両者の強い絆を感じることが可能だ。 バンドは1989年に初来日。1990年=2度目の来日公演は『RIOT IN JAPAN - LIVE!!』としてライヴ・アルバム化されたが、 オフィシャル・ブートレグ的な音質の作品だった。本作はライオットと日本の爆発的なケミストリーをフル装備で捉えた記念碑的作品である。 本作は2日目=11日のステージを軸とし、その日のみプレイされた「オン・ユア・ニーズ」「メタル・ソルジャーズ」を本編収録しているが、 日本盤限定ボーナス映像として、初日=10日のみプレイされた「スティル・ユア・マン」「ブラック・レザー」も収録している。 「SHINE ON!カガヤケ!」という熱いメッセージが、日本のヘヴィ・メタル・ファンの魂を鼓舞する。2018年3月の二夜は、本作によって永遠となった。 【メンバー】 トッド・マイケル・ホール(ヴォーカル) ドン・ヴァン・スタヴァン(ベース) マイク・フリンツ(ギター) ニック・リー(ギター) フランク・ギルクリスト(ドラムス)
不屈の精神でライオットはそれでも明日へ向かっていく! 攻撃性と疾走感、哀愁のメロディはそのままに、より強烈なエナジーを放つアルバム『アーマー・オブ・ライト』! 熱きメタル魂、胸熱必至のライオット節が詰まった傑作が今ここに誕生! 創始者にして唯一のオリジナル・メンバーであったマーク・リアリ(G)の死を乗り越え、 劇的な復活を遂げた前作『アンリーシュ・ザ・ファイア』から約4年、ライオットが戻ってきた。 RIOTは、1975年にマーク・リアリ(G)とピーター・ビテリ(Dr)を中心に結成された。 1977年にインディ・レーベルから1stアルバム『ROCK CITY』をリリース。 翌年には日本で『ロック・シティ 〜怒りの廃墟〜』のタイトルでリリースされた。 ブリティッシュ・ハードロックに多大な影響を受けた音楽スタイルは、欧州や日本で高い人気を誇り、 今なお名曲として語り継がれている「ウォリアー」は、「幻の叫び」のタイトルでシングル・カットされ スマッシュ・ヒットを記録。1980年にはレインボー、スコーピオンズ、ジューダス・プリースト等とともに、 第1回モンスターズ・オブ・ロックへの出演を果たす。1981年にはエレクトラ・レコードに移籍し、 3rdアルバム『FIRE DOWN UNDER』をリリース。1982年発表の4thアルバム『RESTLESS BREED』から ヴォーカリストをガイ・スペランザからレット・フォリスターに交代し、2枚のアルバムを発表。 1984年に一度解散するも1986年に再結成され、マーク・リアリ以外のメンバーを交代して1988年に再結成アルバム『THUNDERSTEEL』がリリースされた。 哀愁のメロディはそのままに、よりパワフルに、よりスピーディに、時代性を取り入れ進化したスピード・メタルが展開された 『THUNDERSTEEL』の作風は、世界中のメタルファンから絶賛された。1989年の『THE PRIVILEGE OF POWER』をレコーディングから 2人目のギタリストとしてマイク・フリンツが加入。1989年12月に初来日公演が行われ、以後、来日公演を重ね、 コンスタントにアルバムをリリース。今なお日本でも絶大な人気を誇っている。 14thアルバム『IMMORTAL SOUL』を発表後の2012年1月、リーダーのマーク・リアリがクモ膜下出血により昏睡状態に陥り、 1月25日に死去。ライオット名義での活動に終止符が打たれた。 創始者にして唯一のオリジナル・メンバーであるマーク・リアリが他界し、バンドは活動停止状態に。 残されたメンバーは失意の底にあったが、ギタリストのマイク・フリンツとベーシストのドン・ヴァン・スタヴァンを中心に再結成。 新ヴォーカリストにトッド・マイケル・ホール、セカンド・ギタリストにニック・リーが参加、ドラマーにフランク・ギルクライストの編成で、 2013年からバンド名を「RIOT V」に改名し、活動を再開した。2014年に『UNLEASH THE FIRE』を発表。日本では“ライオット”名義で アルバムがリリースされた。同年10月には<LOUD PARK 14>へ出演、パワフルでアグレッシヴなステージでオーディエンスを魅了した。 劇的な復活から4年。2018年、ニュークリアブラスト移籍第一弾、通算16枚目のアルバム『アーマー・オブ・ライト』がリリースされる。プロデューサーにMETAL CHURCH, FLOTSAM & JETSAM, SLIPKNOT, KORN等の仕事で知られるChris "The Wizard" Collier、カバーアートワークはMariusz Gandzelが担当した。 冒頭、劇的なイントロで始まる一曲目「ヴィクトリー」を聴けばわかるはず。名作『THUDERSTEEL』期のファンを必ずや満足させるであろう内容の アルバムとなった。本作は、攻撃性と疾走感、哀愁のメロディはそのままに、より強烈なエナジーを放つライオットの新たなる進撃の狼煙だ。 胸が熱くなる哀愁を帯びたメロディの連続に、“メタルが好きで良かった”と、心の底から感じるはず。 マークの遺した魂を確かに受け継いだライオットの傑作が、今ここに誕生した。 【メンバー】 トッド・マイケル・ホール(ヴォーカル) ドン・ヴァン・スタヴァン(ベース) マイク・フリンツ(ギター) ニック・リー(ギター) フランク・ギルクライスト(ドラムス)
アメリカのハードロック・バンド、ライオットが88年にリリースした4thアルバム。発表当時、専門誌やラジオの人気投票で常に上位を獲得するほど話題を集めた高いクオリティを誇る。スピード感や攻撃性が魅力の一枚だ。