制作・出演 : ラファエル・クーベリック
制作・出演
ゲルハルト・シュミット / テルツ少年合唱団 / バイエルン放送交響楽団 / バイエルン放送女声合唱団 / マージョリー・トーマス / マーラー / ラファエル・クーベリック / ヴォルフガング・シューベルト制作・出演
サー・マルコム・サージェント / ジョコンダ・デ・ヴィート / バジル・ラム / フィルハーモニア管弦楽団 / ラファエル・クーベリック / ルドルフ・シュワルツ / ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 / ロンドン交響楽団発売元
グリーンドア・レーベル若々しい青春の息吹と濃厚なロマンティシズムが横溢するマーラーの交響曲第1番は、憧憬や挫折など多感な感情が表現された、作曲家の出発点となった記念すべき作品です。誠実味溢れる音楽性で世界中の音楽ファンを魅了し続けたクーベリックがライフワークとしたマーラー演奏は、現在聴いてもまったく色褪せません。フィッシャー=ディースカウが失恋した若者の悲しみと絶望を歌い上げた《さすらう若人の歌》をカップリングしています。
作品に内在するロマン的情感と内面から湧き上がる人間の痛切な叫びが、現代人の心に強く訴えかけるマーラーの交響曲第5番。クーベリックが手兵であったバイエルン放送交響楽団とともに完成した交響曲全集からの一枚で、指揮者とオーケストラの一体感が見事に発揮された、熱い情感を漲らせた壮麗でスケール豊かな演奏を繰り広げています。特に映画『ベニスに死す』で用いられたアダージェットの入魂の演奏は胸に迫ります。
テムズ河での舟遊びのために作曲されたと伝えられる、ヘンデルの管弦楽曲の代表作《水上の音楽》。戦争の終結を祝う戦勝祝賀会の花火大会のための音楽で大規模な軍楽隊によって初演された《王宮の花火の音楽》は初演時には管楽合奏版でしたが、後に管楽器を減らし弦楽合奏を加えた版が新たに出版されました。誠実味溢れる指揮で世界中の音楽ファンを魅了し続けたクーベリックとベルリン・フィルハーモニーによる定評のある演奏です。
制作・出演
ウィリアム・シェイクスピア / ウルズラ・ベーゼ / エディット・マティス / バイエルン放送交響楽団 / バイエルン放送合唱団 / メンデルスゾーン / ラファエル・クーベリック / ヴォルフガング・シューベルトシェイクスピアの有名な戯曲から霊感を得て弱冠17歳のときに作曲された、天才的な早熟ぶりが遺憾なく発揮された若々しいロマンティシズム溢れる序曲、後年プロイセン王の命によって追加作曲された劇音楽。メンデルスゾーンの《真夏の夜の夢》にウェーバーのロマン的色彩が濃厚な歌劇の序曲2曲をカップリングしたアルバムです。クーベリックが手兵バイエルン放送交響楽団を指揮した、堅固で揺るぎない格調の高い演奏をお聴きください。
スメタナの代表作である連作交響詩《わが祖国》は、チェコの自然や歴史を描いた全6曲から成る曲集です。特に第2曲の《モルダウ》は彼の作品のなかでも最も人気のある傑作で、単独でも演奏されます。チェコ出身の名指揮者クーベリックはこの作品を最も得意としており、5種類の全曲盤を遺しました。そのなかでも名盤とされているのがボストン交響楽団を指揮したこのディスクで、彼の祖国に対する熱い思いが溢れ出る演奏を繰り広げています。
クーベリック/ブルックナー:交響曲第8番(1977年ライヴ) ヨッフムの次にバイエルン放送響の首席指揮者に着任したのがラファエル・クーベリック[1914-1996]です。1979年まで首席を務めたクーベリックは、退任後も頻繁に客演し、バイエルン放送響と最も深い関係を築きあげた名指揮者として知られることとなります。 ドヴォルザークやスメタナのほか、マーラーやベートーヴェン、シューマンなど独墺系レパートリーでの見事な演奏で知られたクーベリックは、ブルックナーでも素晴らしい成果を聴かせていました。 この交響曲第8番は、以前、海賊盤が出回ってその演奏内容がマニアの間で評判となっていたものです。オルフェオ・レーベルから発売されている8番は、クーベリックがバイエルンの首席に着任して2年後のものでしたが、それから14年を経たここでの演奏では、オーケストラが完全に手足となり、指揮者と一体となった演奏を聴くことができます。演奏時間はトータルで4分半ほど遅くなりディテールの美しさと表現の深まりが顕著になっています。 【収録情報】 ・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 WAB.108 [ハース版] バイエルン放送交響楽団 ラファエル・クーベリック(指揮) 録音時期:1977年5月12日 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール 録音方式:ステレオ(ライヴ) Disc1 1 : Bruckner: Symphony No. 8: I. Allegro moderato [15:27] 2 : II. Scherzo: Allegro moderato - Trio: Allegro moderato [15:06] 3 : III. Adagio Feierlich langsam, doch nicht schleppend [25:29] 4 : IV. Finale: Feierlich, nicht schnell [22:06] Powered by HMV