制作・出演 : ラフマニノフ
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日本コロムビア株式会社最高の音で楽しむために!
ラフマニノフが二十歳前後に書いた2曲のピアノ三重奏曲を収録。中でも第2番は、チャイコフスキーの死を悼んで作曲された。ヴァイオリンが2代目のコーエンに代わっての新生ボザール・トリオによる熟達の演奏。
交響曲第2番は、ヤンソンス2度目の録音。ラフマニノフの濃厚なロマンは、洗練されたロマンティシズムに昇華されている。サンクトペテルブルグ・フィルの剛健にして緻密な響きに、ヤンソンスの粋なセンスが加わったスタイリッシュなラフマニノフ。
ワイセンベルクとバーンスタインの唯一の共演となった1979年録音の作品をHQCD化。ラフマニノフの代表作、ピアノ協奏曲第3番では両者の白熱した掛け合いが聴ける。
円熟の巨匠、舘野泉が長年温めてきたラフマニノフとグリーグの2大コンチェルトを録音。スケールを十分保ちながら繊細さも損なわずに弾ききっている。リリシズムとロマンティシズムの極致がここに。
アンスネス2度目の録音となる第3番を含めラフマニノフ全曲録音が完成。5年ぶりに果たされたパッパーノとの共演、入念なスタジオ録音、と条件も整えば、その出来栄えも想像されようが、実際はそれをも凌駕して美音極まる。サポートするLSOの秀逸さにHQディスク仕様も加わって、音質面でも好盤。★
ガブリーロフによる強靱でしなやかなピアノを堪能できる好盤をHQCD化。南イタリアの申し子、リッカルド・ムーティによる指揮で、どっしりとしたスケールの大きな演奏を聴かせる。
当時39歳のゲルギエフが、マリインスキー劇場管と初めて行なったラフマニノフ交響曲の録音を収録したアルバム。ロシア的情緒を希薄にし、清新なロマンティシズムと抒情美を構築している。
「晩祷」は、ロシア正教の典礼音楽として書かれたラフマニノフの代表的な宗教曲。宗教曲ではあるものの、抒情的でロマンティックな装いの曲だ。サンクトペテルブルク室内合唱団が、心に沁み入る演奏を聴かせている。
日本選手の活躍が期待される2010年バンクーバー冬季オリンピックに向けた企画アルバム。浅田真央が使用するハチャトゥリアン「仮面舞踏会」やライバルのキム・ヨナ、男子では高橋大輔やプルシェンコら注目選手の使用楽曲を収録している。
渾身の力演とはこのことを言うのだろう。とにかくピアニストがたくさんの音を弾くのが嬉しくてしょうがない、といった様子がよく伝わってくる。以前のように単に汗だくという域も脱している。オーケストラも好演。いっそう自由ですさまじいのはソナタの方か。
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株式会社フォンテックこの曲に流れる重くほの暗い情感を際立たせた録音。秋山は広響のアンサンブルを鍛え上げながらも決して機能的に整わせすぎず、いくぶん土臭い響きを残してえも言われぬロマンティックな情緒を醸し出す。団員一人ひとりの迸り出る熱気が感じられる演奏である。
アシュケナージによるラフマニノフ。1974〜75年の録音で、有名な前奏曲「鐘」と2つの前奏曲集作品を収録。高度な技巧を要求される作品を、多彩な響きと表現で完璧なまでに創り上げている。