制作・出演 : レナード・バーンスタイン
制作・出演
ジョン・ウェアー / ジョン・コリリアーノ / スコラ・カントルム女声合唱団 / トランスフィギュレーション教会少年合唱団 / ニューヨーク・フィルハーモニック / ヒュー・ロス / マーサ・リプトン / マーラー / レナード・バーンスタイン気宇壮大という形容がふさわしい演奏が堪能できる。壮年期のバーンスタインの意気込みと、それに応えているオーケストラとの一体感、そして声楽陣の充実ぶりも素晴らしい仕上がりだ。
バーンスタインの泣かせ方のうまさを味わえる一枚とでも言えようか。第9番は後年ベルリン・フィルとの名演が残されているが、壮年期に録音された本作もストレートに思いが伝わってくる捨てがたい演奏だ。
制作・出演
アンナ・レイノルズ / エルナ・スポーレンベルク / ギネス・ジョーンズ / ゲニス・アンニアー / ジョン・ミッチンソン / ノーマ・プロクター / マーラー / レナード・バーンスタイン / ロンドン交響楽団バーンスタイン壮年期の熱気と勢いがほとばしった演奏が楽しめる一枚。長大にして巨大な作品を、いささか強引ともいえる推進力で押しまくっており、その魅力を独自の視点から伝えている。
未完に終わった第10番からの「アダージョ」での、たっぷりとしたうたわせ方が、バーンスタインの魅力。「亡き子をしのぶ歌」でも感情移入が感動的で、イスラエル・フィル、歌手のベイカーともども名演を繰り広げている。
この「大地の歌」は2度目の録音。最初のウィーン・フィル盤にも負けない、オーケストラの魅力が醸し出されており、2人の歌手の質の高さ、バランスの良さも秀逸。何より、バーンスタインの情熱が感動的だ。
バーンスタイン自身が持つ通俗性と聖性とが、マーラーのそれと見事に合致し、同時にマーラーの持っていたユダヤ人としての屈折した精神をも体現している。若きバーンスタインの魅力にあふれた一枚だ。
ベートーヴェンが名演。第2楽章も含めNYPをゴージャスに鳴らしつつ、バーンスタインの歌い口はニュアンスに富み、粋で説得力がある。第3楽章のわくわくさせる躍動感や副主題のノリはいかにもレニーらしい。モーツァルトはゆったりとしたテンポでの堂々とした趣。
制作・出演
BBC交響楽団 / エルガー / サー・ゲオルグ・ショルティ / サー・チャールズ・マッケラス / レナード・バーンスタイン / ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 / ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団サッカー番組やTV・ラジオ中継などでおなじみの、サッカーに関連したクラシック楽曲を集めたアルバム。サッカー・ファンはもとより、クラシック入門CDとしても楽しめる。
オーケストラを替えながら、すべてライヴ録音で成し遂げたマーラー交響曲全集からの1枚。ユダヤ人マーラーの屈折した内実を抉り出した、バーンスタインによる貴重な録音だ。
制作・出演
アンジェリーナ・レオー / カート・オルマン / キリ・テ・カナワ / スティーヴン・ソンダイム / タティアーナ・トロヤノス / ホセ・カレーラス / マリリン・ホーン / ルイーズ・エデイケン / レナード・バーンスタインバーンスタインの傑作ミュージカルの自作自演盤だが、大物オペラ歌手をずらっと揃えての豪華絢爛盤としているところがすごい。しかもバーンスタインがかなりコントロールを効かせており、聴きどころ満載の録音だ。
アメリカの近現代の音楽史を彩る作曲家を並べて、バーンスタインが持ち前のジャジィな感性と開放感あふれる雰囲気とを発揮した名演。敬愛するコープランドや濃密なバーバーの抒情など、まさに絶品だ。
ヴァイオリン協奏曲は、若きクレーメルがバーンスタインと先鋭的ながらも伝統的なブラームスを作り上げた録音。二重協奏曲も、バーンスタイン2人を上手く包み込み、白熱した演奏を聴かせている。
制作・出演
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 / パウル・ザッヒャー / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ボストン交響楽団 / ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ / レナード・バーンスタイン / 小澤征爾発売元
ユニバーサルミュージック『イマージュ』シリーズといえど、“クラシーク”(フランス語風発音)と冠すれば、内容は正統派クラシカル・コンピレーション。ラ・フォル・ジュルネ公認ということもあり、捻らず真正面から音源の質で勝負にきた。ソニー・クラシカルの分厚さを味わうセット。
2006年には70万人を動員し、クラシック界のモンスター・イベントとなりつつある『ラ・フォル・ジュルネ』の名を冠したタイトルは、これぞお家芸とばかり、ライトから重厚まで豊富なラインナップを活かした一枚となった。「歌劇“イーゴリ公”〜ダッタン人の踊り」の宮本笑里(宮本文昭の娘)参加もアクセント。
バーンスタインとフランス国立管の最良の録音といえる一枚。独特の語法とエネルギー、猥雑さをあわせ持つミヨーの代表作を、実に活き活きと演奏している。バーンスタインの語り口の巧さも見事だ。