制作・出演 : ロイ・ヘインズ
ラ・フィエスタラ・フィエスタ
名手三人による79年の作品。冒頭のチック・コリアの名曲でこのトリオの名人芸とも言うべき見事なプレイがスタート。ウィリアムソンのピアノは耽美的で誠に美しい。彼はもともとクラシックの素養があるわけで“白いパウエル”と呼ばれたころとはかなり味が違うようだ。乗りのよい演奏が気持ちよく楽しめる。
スプリング・イズ・ヒアスプリング・イズ・ヒア
86年12月録音の3rdアルバム。ジョージ・ムラーツ(b)とロイ・ヘインズ(ds)という一流ジャズメンを従えたトリオ編成で、スタンダード・ナンバーを披露。1st、2ndに引き続き、プロデュースはゲイリー・バートンが担当。
マイ・シャイニング・アワーマイ・シャイニング・アワー
ドラムの巨人ロイ・ヘインズがデンマークの精鋭と共演した94年デンマークにおけるライヴ集。ロイのパワフルなドラミングをバックに各人がフィーチャーされる。トーマス・フランク(ts)のスケール感の大きいソロが聴きもの。そのフランク作「ア・ラ・ブルース」「ブライト」以外はスタンダード。