制作・出演 : ロンドン交響楽団
アンスネス2度目の録音となる第3番を含めラフマニノフ全曲録音が完成。5年ぶりに果たされたパッパーノとの共演、入念なスタジオ録音、と条件も整えば、その出来栄えも想像されようが、実際はそれをも凌駕して美音極まる。サポートするLSOの秀逸さにHQディスク仕様も加わって、音質面でも好盤。★
制作・出演
アンナ・ラーション / エレーナ・モシュク / ズラータ・ブルイチェワ / ティフィン少年合唱団 / マーラー / ロンドン交響合唱団 / ロンドン交響合唱団女声合唱 / ロンドン交響楽団 / ワレリー・ゲルギエフ発売元
キングレコード株式会社ゲルギエフがロンドン響と進行中のマーラー交響曲全集(第5、9番は未録音)から、ゲルギエフらしい熱い演奏と、濃密な表現が堪能できる部分を抜粋したハイライト盤。マーラー入門にも最適のアルバムといえる。
五嶋みどり15歳の時の録音。とりわけパガニーニが素晴らしく、表情の付け方や間合い、ボーイング、指使い、いずれもすでに高度なテクニックを身に付けていることが分かる。彼女の本領発揮といったアルバムだ。
クレーメルの80年録音の2枚のアルバムをまとめたもの。彼の繊細さと過激さが同居した、尖鋭的な演奏が高い評価を得た。作品の隠れた魅力までをも引き出すクレーメルの天才ぶりが、遺憾なく発揮されている。
ソロ、オケともにきわめてメリハリくっきりと情が動く瞬間を際立たせた演奏である。節回しや身振りの謂ではない。フレーズや書法に潜む発火点を鋭敏にすくい取り、大胆に響きに映す。その即発のスリルは、ベートーヴェンの2楽章で不意討ちのように結実する。
ティルソン・トーマスらしいブラームスの管弦楽作品集。「ハンガリー舞曲」はブラームス編とドヴォルザーク編の管弦楽版を並べるほか、シェーンベルク編のピアノ四重奏曲などを収録すした、興味深いアルバムだ。
制作・出演
アンブロジアン・シンガーズ / イギリス室内管弦楽団 / エヴァ・マルトン / スザンヌ・マーフィー / セント・ルークス管弦楽団 / タリス室内合唱団 / ベートーヴェン / マイケル・ティルソン・トーマス / ロンドン交響楽団ティルソン・トーマスが室内オーケストラを指揮して完成させたベートーヴェンの交響曲全集に、ロンドン響とのちょっと珍しい作品集とを組み合わせたBOX。古楽器のオーケストラとは違った斬新さを持っている。
制作・出演
アンドレ・プレヴィン / アーサー・オールダム / オードリー・クリフォード / シーラ・アームストロング / ジェラルド・イングリッシュ / ロンドン交響楽団 / ロンドン交響楽団合唱団 / 聖クレメント・デインズ小学校合唱団プレヴィンの2種ある「カルミナ・ブラーナ」の最初の録音。この曲が持つあふれんばかりの生命力がプレヴィンの指揮で沸き立ち、見事なバランスを保っている。ロンドンso.&cho.による演奏と合唱も明瞭で秀逸。
プレヴィンの弾き振りによるガーシュウィン。ジャズ・ピアニストとしても一流だったプレヴィンならではの、クラシックとジャズの絶妙なバランスを持ったガーシュウィンの核心に迫る演奏を聴かせている。