制作・出演 : ロンドン交響楽団
制作・出演
エドワード・エルガー / コリンズ / サージェント / サー・アーサー・ブリス / ブリス / ボールト / ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団ウィンド・アンサンブル / ロンドン交響楽団 / ロンドン新交響楽団ミシェル・ルグランといえば映画『シェルブールの雨傘』であまりに有名だが、このアルバムは『シェルブールの雨傘』の音楽をシンフォニックな組曲に仕立てた作品。ルグラン自身がロンドンsoを指揮し、カップリングの「恋」では華麗にピアノを聴かせる。
80歳を過ぎたゼルキンが、50歳前後だったアバドと組んで17曲ほど録音したシリーズの中から、短調の2曲を組み合わせたアルバム。重厚さと軽さ、深さと広さ。晩年のゼルキンが到達した至高の芸術が味わえる。
51、2歳のときのアバドが、ロンドン響の音楽監督になる前後の頃の録音。颯爽とした胸のすくような演奏に円熟味も加わり、メンデルスゾーンの清新なロマンティシズムがストレートに伝わってくる。
制作・出演
アンドレ・プレヴィン / ウォルト・ホイットマン / ジョン・シャーリー=カーク / プレヴィン / ヘザー・ハーパー / レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ / ロンドン・シンフォニー・コーラス / ロンドン交響楽団 / ロンドン響60年代後半から70年代初頭にかけてのプレヴィンはきわめて意欲的で、溌剌としていた。彼の音楽人生の中でも特別な数年間だった。イギリスでは、彼らが愛してやまないウォルトンやヴォーン・ウィリアムズを振って、すばらしい演奏を聴かせるアメリカ出身の若い音楽家に最大級の評価で応えたが、日本ではまだイギリス音楽への理解が十分ではなかった。これを機にぜひ聴き直してほしい。まず録音が良い。最初に収録された「南極交響曲」は映画のための音楽がベースになっているが、プレヴィンの指揮に安易な演出は一切ない。あくまで正攻法で作品に向き合い、揺るぎない構成感と洗練された響きでドラマチックな世界を描き出している。二人のソリストがすばらしい歌唱を聴かせる「海の交響曲」、第5番3楽章の弦と木管の穏やかで奥の深い表情……。これぞイギリス音楽の魅力!
交響曲第5番は、同時進行していたオペラ『天路歴程』からテーマを引用して、同じく平和への思いを込めた作品となっている。バス・テューバ協奏曲は82歳のときの晩年の作品で、フレッチャーの見事なソロが聴ける。
第6番は第二次世界大戦末期から構想され、1947年に完成された、戦争の不安や原爆への恐れなどが反映されたといわれる作品。第9番は1958年に初演された最後の交響曲で、プレヴィンのコントロールのもと、緊張感あふれる演奏が楽しめる。
制作・出演
アンドレ・プレヴィン / サー・ラルフ・リチャードソン / ジ・アンブロージアン・シンガーズ / プレヴィン / ヘザー・ハーパー / レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ / ロンドン交響楽団 / ロンドン響南極交響曲は、映画『南極のスコット』の映画音楽から改編されたもので、語り手や声楽各種打楽器を取り入れた大作だ。交響曲第8番は、全9曲中もっともシンプルで軽快な佳作。いずれもプレヴィンの上手さが光っている。
たっぷりのロマンティシズムが、現代的に隅々まで整理された音響の中から沸きあがってくる演奏で、その意味ではモーツァルトもシューマンも高次に同化された音世界が現れる。(元)RCA演奏者&制作+(元)デッカ録音=EMIと、今のご時世も聴こえる!
創刊10周年を迎えた音楽情報誌『MOSTLY CLASSIC』と、EMIミュージック・ジャパンのタイアップ企画。雑誌風のジャケット、発売時点の最新情報をいち早く採り入れるなど、先の展開を感じさせる内容。『のだめカンタービレ』KC読者には、現時点では一部ネタバレも……。