制作・出演 : ロン・カーター
伊藤八十八プロデュースの究極のトリオ。ケニー・バロン、ロン・カーターという二人の巨匠に、フュージョン系でも活躍する切れ味抜群のレニー・ホワイトという夢のトリオ。スタンダードに新鮮なアレンジを施し、直球ストレートのジャズの醍醐味を堪能させる。
制作・出演
ウェンデル・マーシャル / ケニー・バレル / コールマン・ホーキンス / トミー・フラナガン / メジャー・ホリー / レッド・ガーランド / ロン・カーター / ヴィック・ディッケンソンスウィング期を中心に活躍したホーキンスだが、戦後のバップ期にも名演を残した。プレスティッジの音源からは、レーベルメイトであり彼の信奉者でもあるロリンズに影響を与えたという、豪快なプレイが聴ける。
制作・出演
エド・ブラックウェル / エリック・ドルフィー / ジョージ・デュヴィヴィエ / フレディ・ハバード / ブッカー・リトル / マル・ウォルドロン / リチャード・デイヴィス / ロン・カーター発売元
ユニバーサルミュージックカーターのアルバムはまったくタイトルどおり彼の世界。冒頭から6曲を聴き進み、ラストの「組曲」がそのピークとなる。実に20分の彼の世界。各パートは心憎い配置でこれは一つの構成美とも言えるだろう。重鎮となったカーターの意欲作に聴き惚れた。
2008年12月、70歳で他界したハバードが絶頂期の69年12月、ロンドンとドイツで残した未発表発掘音源。人気盤『ザ・ハブ・オブ・ハバード』(MPS)と同時期のライヴで、ワン・ホーンという点でも貴重。圧倒的なテクニックと歌心あふれるソロが秀逸だ。
制作・出演
エルヴィン・ジョーンズ / ザ・グレイト・ジャズ・トリオ / ジャック・ディジョネット / ジョン・パティトゥッチ / トニー・ウィリアムス / ハンク・ジョーンズ / リチャード・デイヴィス / ロン・カータージョーンズを中心にしたグレイト・ジャズ・トリオの足跡を振り返る一枚。30年以上におよぶキャリアのトリオを1枚のCDで総括するのは難しい。それだけに、珠玉の中の珠玉の演奏が集められている。おまけに未発表の2曲も聴けるからありがたい。
日本が世界に誇るピアニスト、本田竹曠による初のニューヨーク録音。ロン・カーターとトニー・ウィリアムスを迎えた強力なトリオ編成に加えて、全曲が本田のオリジナル曲という意欲作となっている。彼の新たな一歩を刻んだ記念碑のような一枚だ。
同日に収録された全編オリジナルによる『アナザー・ディパーチャー』と対をなす作品で、本作ではスタンダードを含む全6曲を収めている。あまりに崇高なアルバム・タイトルだが、事実新たな高みに達しようとする本田の姿がここに刻まれている。
曲名どおりのセンチメンタルなムードで幕を開ける、切々と訴えかけるような96年録音作。スタンダードと即興曲を織り交ぜた構成で、ソロイストの魅力を最大限に引き出すルイス・ナッシュの演奏が光っている。
発売元
株式会社ポニーキャニオン聴いているといつの時代の音源かわからないほどの王道っぷり。HQCD仕様によるベスト盤は、70年生まれの現役ピアニスト、エリック・リードによるスタンダード集という趣も。きめ細かいタッチと、職人的な生真面目さが持ち味の正統派プレイヤーだ。
制作・出演
サド・ジョーンズ / ジェリー・ドジオン / ジョージ・コールマン / トニー・ウィリアムス / ハービー・ハンコック / ピーター・フィリップス / フレディ・ハバード / ロン・カーター発売元
ユニバーサルミュージック時代の空気を読み、常にその一歩先を行った稀代のジャズマン、ハービー・ハンコックのベスト・アルバム。「処女航海」ほか有名曲がピックアップされた本盤を聴くと、ブルーノートにおける変遷を俯瞰的に掴むことができそうだ。
制作・出演
ウェイン・ショーター / エルヴィン・ジョーンズ / カーティス・フラー / ハービー・ハンコック / フレディ・ハバード / マッコイ・タイナー / レジー・ワークマン / ロン・カーター発売元
ユニバーサルミュージックウェイン・ショーターのブルーノート時代に特化したベスト・アルバム。マイルス・バンドに参加した時期と重なり、キャリアのターニング・ポイントになった時代の音源が楽しめる。
マイルス・バンドへの参加を経て、1964年に満を持して吹き込まれたサム・リヴァースの初リーダー・セッション。トニー・ウィリアムスら気心の知れたプレイヤーらと作り上げた、ポストバップ期の機運を漂わせる快作だ。