制作・出演 : 久保田利伸
恋人達のクラシック〜「ロング・バケーション」より恋人達のクラシック〜「ロング・バケーション」より
山口智子と木村拓也が主演して高視聴率をかせいでいるフジテレビ系ドラマ「ロング・ヴァケーション」。キムタクの役柄がピアニスト志望の若者のため、ドラマはクラシック・ピアノでいっぱい。でもCDはほとんどが中途半端で終わってしまって感心しない。
サンシャイン・ムーンライトサンシャイン・ムーンライト
ヴォーカルは言うまでもなくアブラ乗り乗りだけど、今回は“世界発売第1弾”ということもあってか、ソングライターとしての実力もキッチリ披露してくれる。ホンダ車を日本に輸入するようなもので、極めて普通の出来事みたいに思えるから恐ろしい。
バンピン・ヴォヤージバンピン・ヴォヤージ
デビュー後9年の間に、カリブやジャマイカに立ち寄り、様々なエッセンスを吸収したうえで、ブラック・ミュージックへの憧憬をごく自然に表出させた95年のアルバム。心震わすバラードも、ファンキーなナンバーも、久保田節とでもいうべき世界を完全に構築している。
THE BADDEST 2THE BADDEST 2
ア・カペラ・ヴァージョン(1)だけで多大な収穫あり。ベスト盤と銘打ちながら、改めてヴォーカル・トラックに光を当て直す新録/リミックスぶりは“I”同様着実なもの。イケイケなイメージが強いこの人の、ミュージシャンシップと成長をしるす好盤。
ネプチューンネプチューン
前作のレゲエ路線、けっこう好きだったけど一般受けはしなかったのか、今回は一応、従来のファンク路線を踏襲。とはいえラガマフィンをかわいくやってみたり、アーティストらしい試みも色々。スッコ〜ンと抜け切った「この1曲」がないのは淋しいが。
KUBOJAHKUBOJAH
「もうひとりの久保田利伸」と銘打たれたって、ひと度サウンドが流れればファンキーの子“久保田”ボイスがまず浮かび上がってくる。そこからレゲエを主体にしたサウンドに抱かれた彼の生命感とグルーヴ感にその腰と脳みそが刺激され始めるって寸法。