制作・出演 : 伊藤亮太郎
ブラームス:交響曲第2番ニ長調 作品73 ラヴェル:道化師の朝の歌/歌曲集≪シェエラザード≫ブラームス:交響曲第2番ニ長調 作品73 ラヴェル:道化師の朝の歌/歌曲集≪シェエラザード≫
ラヴェルでは特に「道化師〜」が良く、リズムが冴えている。歌曲の伴奏はやや地味だが、グラハムの深みのある歌声はさすがである。メインのブラームスは非常にきっちりとした表現。ひたすら作品に忠実であろうとする小澤の真摯な態度がにじみ出ている。
マーラー:交響曲第1番 ニ長調≪巨人≫/モーツァルト:交響曲第32番マーラー:交響曲第1番 ニ長調≪巨人≫/モーツァルト:交響曲第32番
小澤にとって3度目の「巨人」。今回はサイトウ・キネン・オケとのライヴ録音。解釈の基本は過去2枚とそんなに変わっていない。ボストン響との演奏(特に2度目)は洗練された表現が印象的だったが、SKOとの演奏には人間的な温もりが感じられる。
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲 へ調ガーシュウィン:ピアノ協奏曲 へ調
制作・出演
サイトウ・キネン・オーケストラ / ジェイソン・マルサリス / ジョージ・ガーシュウィン / マーカス・ロバーツ / マーカス・ロバーツ・トリオ / ローランド・ゲリン / 伊藤亮太郎 / 安芸晶子 / 小澤征爾小澤征爾とサイトウ・キネンo.による第14回フェスティヴァル松本のライヴ録音。ジャズのマーカス・ロバーツ・トリオとの共演で話題となったガーシュウィンだ。ボーナス・トラックには小澤の70歳バースデイ・ガラ・コンサートの模様を収録。
ベルリオーズ:幻想交響曲/ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌベルリオーズ:幻想交響曲/ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
小澤にとっては34年ぶりの録音となる「幻想交響曲」はサイトウ・キネン・オケとのライヴ録音。まさに十八番というべき、隅々まで目配りのされた説得力のある指揮。オケがよく応える。堂々たる演奏だが、昔のままの若々しい情熱や運動性が小澤らしい。
アンダンテ・カンタービレアンダンテ・カンタービレ
96年結成の“ARCO”は、日本では珍しい若手実力派による常設の弦楽四重奏団だ。このデビュー盤では、四重奏曲の中でもとりわけ美しいメロディを持つ2作品に挑戦している。
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