制作・出演 : 友部正人
にんじんにんじん
日本最古のインディ・レーベル、エレックとURCの名盤の数々を高音質で復刻するシリーズ。漂泊のフォーク・シンガー、友部正人の出世作となった2ndアルバムで、絵画的な詞と歌が多くの共感を呼んだ1973年作品。
歯車とスモークド・サーモン歯車とスモークド・サーモン
2007年にデビュー35周年を迎えたシンガーの通算21枚目のアルバム。時間も空間も超越したような独自な存在感はますます際立ち、すでにカテゴライズ不可能。いまだに若手のミュージシャンをも惹きつけるきらめきが、そこかしこにちりばめられている。★
Speak Japanese,AmericanSpeak Japanese,American
歌い出しの瞬間からわかる、友部正人の声。デビューから35年、新旧の仲間たちと制作した通算20枚目のアルバムでも、タイトル曲の(1)など、穏やかな表情で物事の真実をさらりと見透かすような佇まいは変わらない。(8)は、高田渡の亡くなった朝を歌った曲。
何かを思いつくのを待っている何かを思いつくのを待っている
鎌倉芸術館小ホールでの録音で、エンジニアは吉野金次、ロケット・マツ、武川雅寛、横澤龍太郎など旧知の顔ぶれがバックを務めている。バンド・サウンドに乗った友部正人の世界は詞もメロディも期待どおりで、僕らも“待って”いてよかったの気分。★
読みかけの本読みかけの本
ただ黙々と自らの世界を貫いているように見えて、実はその時代時代に合わせて大きく変わり続けようとする歌い手、友部正人の新作。山川ノリオらとともに描かれるその世界はこれまで以上に幅を広げ、自らの音楽をさらに奥深いものへとしていく。まさに貫禄の一枚。
少年とライオン少年とライオン
デビュー25周年企画の、本人の選曲による初のベスト。URCからベルウッド、ソニー、ジャパン、自主盤、そしてミディ時代までが網羅されている。かつての友部ファンには近作に、近年のファンには旧作に、新鮮な驚きを感じるはずのマスターピース集。