制作・出演 : 小曽根真
11曲をピックアップした自選曲集。デビュー作と第2作は小曽根真プロデュースによるヴァーヴ作品。それらを含め全リーダー作5枚からのチョイス。デュオからクインテットまで編成はさまざまだが、一貫して熱いスピリット。演奏はもちろん、オリジナル曲が美しい。
ジャズ・ピアニスト、小曽根真が挑んだショパン作品集。ソロ・ピアノにハーモニカと歌が2曲ずつ加わる。テーマの演奏と自然発生的なアドリブが予定調和でなく混ざる展開がメイン。原曲をクラシックらしく演奏する箇所もある。非常に独創的な小曽根の音楽世界だ。
日本のジャズ・シーンの屋台骨を担うベース奏者の12年ぶり5枚目のリーダー作。小曽根真や渡辺香津美をはじめ、熱いスピリットを共有する日本の一流ミュージシャンと流麗なジャズ・セッションを展開。芳醇な香りのアコースティック・ベースのサウンドは格別。
ベースの鈴木良雄が6人のピアニストと共演したデュオ集。音楽活動40周年を記念した企画だ。ベースの第一人者だけあり、さすが共演者も一流ばかり。曲目は鈴木のオリジナル中心。演奏の素晴らしさは言うまでもなく、しゃれたセンスもこの人ならでは。
一世を風靡した名曲が高音質で味わえる“おとなBEST”シリーズ。ジャズ・ピアニスト、小曽根真の2001年発表のベスト盤。初の本人による選曲で、選りすぐりの名演13曲を収めた一枚となっている。
熱帯ジャズ楽団、守屋純子オーケストラ、小曽根真ビッグバンドなどで活躍するベテラン・アルト奏者の初リーダー作。全曲オリジナル。キレとコクのある潔いワン・ホーン演奏が爽快。唯一クインテットによる1曲は岡崎好朗のトランペットがブリリアント。力作です。
日本を代表するジャズ・ピアニストの新曲2曲を含む、バラード・ベスト。ピアノ・ソロ、デュエット、トリオ、ビッグバンドと、小曽根真のこの14年間に出したさまざまな作品からのセレクション。あらためて聴くと、演奏はもちろん、作曲能力の高さに唸らされる。
曲に合わせて5人のピアニストを起用した2008年8月録音の3作目。「五木の子守唄?サマータイム」は小曽根真のクリアな音色によって深みのある声が際立つ。詩情あふれる秋田慎治の演奏とロマンティックな表情のヴォーカルが合う「ムーン・リヴァー」もいい。中島弘恵の軽やかなタッチが生きる「アイ・ソウト・アバウト・ユー」ではいかにも気持ちよさそうに歌っている。