制作・出演 : 岡部洋一
発売元
株式会社ポニーキャニオンNHK大河ドラマ『龍馬伝〜紀行』のBGMでも印象的な、ツイン・ギターの新世代ペア。クラシック・ギターを出自に、ラテンをはじめポップやシネマ・サウンドへとさまざまな音楽性を取り込んできた二人の4作目のフル・アルバムは、研ぎ澄まされたスピード感いっぱいのいまを駆け抜ける情熱が印象的だ。
『フライン・バタフライ』に続く作品。チック・コリア、リー・モーガン、ジョン・コルトレーンらの演奏でおなじみのジャズ曲を鮮やかに歌っているのが実に印象的。シャキッとしたバックのサウンドも魅力で、守屋純子のアレンジ、近藤和彦らのソロも素晴らしい。
クラリネット奏者に留まらず多様な活躍を続ける谷口英治の“クラ・ボッサ”アルバム。彼の演奏はその正確な技術と高い音楽性で定評があり、ボサ・ノヴァでも十二分にそれを発揮。ブラジリアン音楽の重鎮、ギター奏者小畑和彦の渋いプレイとヴォーカルのE.アトウッドの3曲にも注目。とても良質な大人の音楽。
制作・出演
AntheaClarke / JimMcWilliam / PatrickKiernan / エヴァートン・ネルソン / キャロリン・デイル / ダイアナ湯川 / ブルース・ホワイト / 岡部洋一 / 松本俊明高校生ハーピストとして話題を呼んだ竹松舞の2ndアルバム。前作同様、クラシックからロック、自作曲などに至る多彩な構成と工夫を凝らした編曲によって、新鮮な印象を与えている。溌剌とした若さがあふれる好盤。
ピアノ・トリオにストリングスなど、いくつかのフォーマットでさまざまなジャンルの曲が演奏されている。哀愁漂うチェロがバックに流れる「Jealousy」、 CMの書き下ろしで可愛らしい曲「少女のワルツ」、名曲「シチリアーノ」など、この人らしく、やさしくて美しく、内に秘めながらの丁寧なプレイが好ましい。
初めてオリジナル曲を中心にまとめた通算4作目。コロコロとしたタッチのシンプルなピアノで癒す力に満ちた声の良さを際立たせる「Friends」、花の名前を羅列した歌詞が美しく響く「ハルトラノオ」、穏やかで淡い感傷が心地よい「The Second Star To The Right」などは曲自体が素晴らしい。スタンダードの「Skylark」も独自の世界観で歌う。★
笹子重治、フェビアン・レザ・パネはじめ、最良のメンバーに支えられた、極上の一枚。リバーヴ加工を排した生成りの音が、木綿のように心地よい。気負いなく、けれど真摯で、染み込むようにこころを満たす歌。楽曲の色合いすら越えて、何もかもがサリー色に染まっている。★
クール&ビューティな西任白鵠による、ポップなアーバン・スタンダード・アルバム。曲の良さはもちろん、ユニークなアレンジが施された選曲で、独自の世界観を創りあげている。
ストリングスを配したボサ・ノヴァ・ジャズ・ピアノ集。「おいしい水」他ボサ・ノヴァの名曲と木住野のオリジナル曲が、彼女特有のエレガントで透き通ったタッチにより紡がれていく。叙情性だけではなく、時には力強く、ジャズの醍醐味を十分に味わえる。