制作・出演 : 石井彰
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株式会社バップ大野雄二による新レーベル・LUPINTICの第1弾リリース。テナー・サックス奏者として頭ひとつ抜き出た存在感を意図した大野プロデュースにより、鈴木の目指す渋い王道ジャズの要素にルパン・ライクな洒脱でシティ派の側面が加味された意欲作。
注目のピアノ・トリオが宮崎県都城のライヴ・ハウスで行なった公演の模様を収録。三者の息がピタリと合い、歌を綴るバラードからリズミカルに刺激的に展開する演奏まで、彼らならではのダイナミズムを堪能できる。麗しくもパワフルな女性シンガーもゲスト参加。
独自の世界をアピールするシュールな作品。フリー・ジャズ全盛時代にも変わらなかった日野の先進性を100%押し出した演奏には、「勝手に変わっていったのはお前らだろう」と聴き手に投げかける日野のメッセージが込められているような気がする。「ラヴァ・ダンス」にその真骨頂がある。★
日野皓正バンドで活動する多田誠司率いるthe MOST、4枚目のアルバム。石井彰・上村信・大坂昌彦を加えたこのクァルテットは強力。全曲メンバーのオリジナル。ブランフォード&コルトレーンにからめた曲、情熱的なサルサなど多彩なナンバーを熱く、しなやかに演奏。
日本を代表するベテラン・ベース奏者、古野の、5年ぶり通算2枚目のリーダー作。石井彰、大坂昌彦、秋山卓など、中堅〜若手を含むトリオ&カルテット編成で、腰の据わった骨太のサウンドをしっかりと聴かせる。選曲もバラエティに富み、飽きさせない。
日野皓正のレギュラー・クインテットによるオリジナル・アルバム。ジョビンの(1)、オーネットの(3)などのスタンダードとオリジナル曲を収録。日野が時間をかけて作り上げたバンド・サウンドの集大成的な作品として捉えることができる。濃厚なジャズの香りがある。
2004年に活動の拠点をニューヨークから日本に移した井上。これは初の日本録音盤。石井彰(p)、小山太郎(ds)を伴ったトリオで、エヴァンスの「インタープレイ」、ザヴィヌルの「バードランド」など、おもに有名曲を演奏している。ケレンのない骨太の演奏が素晴らしい。
ブラウン〜ローチ・クインテットのレパートリーを中心に、ジョー・ヘンダーソンの代表曲やジョビンのボサ・ノヴァをストレートアヘッドに演奏している会心作。ひたすらスウィングすることに徹した清々しい演奏。2曲にトランペットのドミニク・ファリナッチがゲスト参加。