制作・出演 : 納浩一
“日本一、音のいいジャズ喫茶”といわれる、一関“ベイシー”で収録された2枚組ライヴ。長年率いるレギュラー・バンドに打楽器のンジャセ・ニャンが加わった。渡辺貞夫が日本人のバンドで録音するのは久しぶり。アコースティックな環境で渡辺が熱演をみせる。
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株式会社ギザえっ、こんなカワイイ娘が!? と思わず本人の公式サイト探しちゃうくらいの美貌なんですが、デビュー・アルバムだけあって、実に若々しいというか、初々しい歌声を聴かせてくれてます。歌い上げ系のジャズよりも、小粋なボッサやポップス寄りの曲に持ち味が出てるかも。
八面六臂な活躍を展開する納が、アコースティック・ベースの印象を超えたコンテンポラリーな持ち味を実現。2曲だけの小沼の参加も大きい。クリヤの直線的で知的なピアノとも相性抜群だ。(7)でのアルコ弾きは聴く者を優雅な気分にさせてくれる。★
コンテンポラリー・ジャズという困難な“ジャンル”における日本最高の水準を誇る4人が集合した最強のユニットの3枚目。今回も随所にフュージョン世代以降のユニークなジャズの成果が集約された“メインストリーム・ジャズ”。特に小池が凄くなってきた。
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日本コロムビア株式会社すでにインディーズ系で2枚の作品を発表している女性シンガーのメジャー移籍第1作。ジャズ、ラテン、ボサ・ノヴァを得意としていて、本作もジャズ・ボッサ&ラテン色が強く、彼女のエキゾティックでコケティッシュな歌声は男心をくすぐるかも。感情移入に個性があり、(1)は出色。
日本ジャズ界の中核を担う4人が結成したスーパー・コンボの2ndアルバム。メンバーそれぞれがリーダー格の彼ら。オリジナル曲にこだわり、1作目よりさらに進化したサウンドを聴かせる。
初の本格的ジャズ作品で2003年録音。マイケル・ブレッカーの参加が華を添える(3)ではスキャットを交えた楽しげな表現が印象的。語りかけるような(5)にはシンガーとしての豊富な経験と個性の発露を感じる。プロデュースを手がけた島健を中心とした演奏も質が高い。