制作・出演 : 馬場孝喜
FUNKY 7FUNKY 7
大坂昌彦の通算7枚目のアルバム。注目の新人、宮川純を含む精鋭揃いの7人編成でファンキー・ジャズの名曲を中心に演奏した。黒人霊歌「ダウン・バイ・ザ・リバーサイド」、モード・ジャズの「ブルー・イン・グリーン」なども収録。アグレッシヴな自作「インタールード」を2曲挟むなど多彩な作り。大坂がすべてを出した力作である。
SONGSSONGS
2年ぶりの2作目で、日本語をメインにした良質なジャズ・ヴォーカル作品。あたたかく、のびやかな声が楽曲のもつメッセージにぴったりな「翼」は飛翔感のある演奏も充実。「魅惑のワルツ」は夢見心地の雰囲気。オリジナルの「オーディナリー・デイズ」は透明感のある導入部とリズミカルな中間部の対比が面白く、快活なスキャットが見事。
Passage Of DayPassage Of Day
発売元
株式会社バップ大野雄二による新レーベル・LUPINTICの第1弾リリース。テナー・サックス奏者として頭ひとつ抜き出た存在感を意図した大野プロデュースにより、鈴木の目指す渋い王道ジャズの要素にルパン・ライクな洒脱でシティ派の側面が加味された意欲作。
パララックスパララックス
新進ピアニスト、西山瞳のSOL第4弾は、2曲でギターが加わるピアノ・トリオ作。スタンダード「朝日のごとくさわやかに」以外は自作曲。多彩なサウンド・カラーをトリオで表現、ギター参加曲はパット・メセニーを彷彿させる。コンテンポラリーな感覚のアコースティック・ジャズが新鮮。