制作・出演 : BUGYCRAXONE
バンド結成11年目となるBUGY CRAXONEのアルバム。BUGYサウンドの魅力であるライヴ感を存分に取り入れた仕上がりで、ドキドキするようなロックを聴かせてくれる。この雰囲気は癖になること間違いなし。
女性ヴォーカルをフィーチャーした4人組ロック・バンドのアルバム。ソリッドでシャープな持ち味はそのままに、ブットい存在感のようなものが各パートから醸し出されてきたのが実に頼もしい。「FAST」で聴ける、うるさいほどオカズ入れまくりのリズム隊が個人的にはハイライト。
ヴォーカルでメインのソングライターである鈴木由紀子とギターとドラムの男性二人による、ブージークラクションのニュー・シングル。アルバム『NORTHERN HYMNS』のパイロット盤だ。今回もエッジの鋭いサウンドが気持ちいい。
これまでフィメール・ハード・ロックを突っ走ってきたブージーだが、今作はずいぶんと聴きやすくなっている。それは、チバユウスケやWINOなどゲストが豪華だから、というより歌もギターも抜けが非常に良いからだ。アンビエントな(6)も彼らの新境地。全6曲でも満腹の出来。
好評を得ているセカンド・アルバムに続いてマキシ・シングルをリリースするロックバンド。メインの曲のほか、彼らが影響を受けたヴェルヴェットのカヴァー・ソングを収録した点も興味をそそる。
1年ぶりとなるセカンド・アルバムは、さらに深く濃くなった“ブージー”の音楽世界が堪能できる力作盤。ピンと張りつめた雰囲気を漂わせる楽曲に、強烈なメッセージが詰め込まれている。
揺るぎない存在感を示す、攻撃的で刺激的な大作。あえて重厚な音にこだわった、ワン&オンリーのBUGYワールドが、聴く者の耳と体を震わせ、こころに突き刺さる。今後の活躍が期待される。
札幌出身の4人組による1作目。儚げなファルセット、かと思えば唐突に瞬間沸騰する鈴木由紀子の歌声と、グランジ〜オルタナを完全消化したメロ&歌詞が絶妙なコンビネーションを見せている。ニルヴァーナやクランベリーズ好きなら必ず気に入るはず。★
共同プロデューサーとして本多毅を迎えながらも、バンドが今まで以上に主導的になって製作されたサード・マキシ。“もろさ”と“確かな意志”を同時に感じさせる鈴木由紀子のヴォーカルを、濃密でテクニカルなバンド・グルーヴが支える。とてもいい関係だ。
ちょっとコワイ系のヴォーカリスト、鈴木由紀子をフィーチャーした4人組のセカンド・シングル。無茶苦茶、J-popだなぁ、という印象。轟音ギターが唸っても基本は今の日本のポップスなのだ。(3)はMY LITTLE LOVERみたい。プロデュースは本田毅。
かなりディープなブリティッシュ・ロックを掻き鳴らす一方で、それを切り裂くように“孤独よ/寒いよ/このまま死んじゃうかも”と歌う。最も衝撃を受けたバンドはレディオヘッドだというが、あからさまな引用はない。凛とした雰囲気を持った新人だ。