ジャンル : クラシック > 交響曲
チャイコフスキー:交響曲第7番・第6番「悲愴」他チャイコフスキー:交響曲第7番・第6番「悲愴」他
満腹感一杯の2枚組。第7番は作品の質として問題はあるが、貴重な音源なので一度は聴く価値がある。一方、ロストロポーヴィチの指揮は明快で剛直な「悲愴」に続き、オーケストラがノリノリの小品がこれでもかと続く。会場の盛り上がりも直に伝わってくる。
ベートーヴェン:交響曲全集 他ベートーヴェン:交響曲全集 他
制作・出演
アンブロジアン・シンガーズ / イギリス室内管弦楽団 / エヴァ・マルトン / スザンヌ・マーフィー / セント・ルークス管弦楽団 / タリス室内合唱団 / ベートーヴェン / マイケル・ティルソン・トーマス / ロンドン交響楽団ティルソン・トーマスが室内オーケストラを指揮して完成させたベートーヴェンの交響曲全集に、ロンドン響とのちょっと珍しい作品集とを組み合わせたBOX。古楽器のオーケストラとは違った斬新さを持っている。
若杉弘/シュターツカペレ・ドレスデンの芸術若杉弘/シュターツカペレ・ドレスデンの芸術
「リエンツィ」序曲。長い導入の分厚く渋い弦の音色。それに続くフォルテの主部、金管の強奏、「ローエングリン」の艶やかな弦……すばらしい。オケの機動力と美質を掌握し、完全に鳴らし切る技術と感性。緻密な解釈に裏打ちされた自然で快い音楽の流れ。80年代、ドイツのオケが若杉弘を最上級の評価で迎えた理由がよくわかる。「英雄」の終楽章。プレストになってもテンポに無理がない。みごとな棒さばきだ。生成りのような肌触りのマーラーもいい。何度聴いても感動する。いまは亡き若杉弘によるかけがえのない遺産だ。
VOX ヴィンテージ・コレクション Vol.2::メンデルスゾーン:交響曲第3番≪スコットランド≫ 交響曲第4番≪イタリア≫VOX ヴィンテージ・コレクション Vol.2::メンデルスゾーン:交響曲第3番≪スコットランド≫ 交響曲第4番≪イタリア≫
VOX ヴィンテージ・コレクション Vol.2::マーラー:交響曲第9番・亡き児をしのぶ歌VOX ヴィンテージ・コレクション Vol.2::マーラー:交響曲第9番・亡き児をしのぶ歌
発売元
日本コロムビア株式会社ホーレンシュタインが50代で残したモノラル録音。陶酔感や耽美的雰囲気は排除され、感情のたぎりをぶちまけたような苛烈さが横溢。その生々しい緊迫感に圧倒される。終楽章はギリギリまで重圧感を引き摺ることで、最後の安息感がより引き立つという寸法だ。“亡き児”でのフォスターの底光りする歌唱も見事。
VOX ヴィンテージ・コレクション Vol.2::ベートーヴェン:交響曲第9番≪合唱≫VOX ヴィンテージ・コレクション Vol.2::ベートーヴェン:交響曲第9番≪合唱≫
制作・出演
ウィーン・プロ・ムジカ交響楽団 / ウィーン楽友協会合唱団 / エリーザベト・ヘンゲン / オットー・ヴィーナー / ベートーヴェン / ヤッシャ・ホーレンシュタイン / ユリウス・パツァーク / ヴィルマ・リップ発売元
日本コロムビア株式会社マーラー:交響曲第8番≪千人の交響曲≫マーラー:交響曲第8番≪千人の交響曲≫
制作・出演
アーリーン・オジェー / ウィーン国立歌劇場合唱団 / ウィーン少年合唱団 / ウィーン楽友協会合唱団 / サー・ゲオルグ・ショルティ / シカゴ交響楽団 / ヘザー・ハーパー / マーラー / ルチア・ポップ最高の音で楽しむために!
ベートーヴェン:交響曲第6番≪田園≫ シューベルト:交響曲第5番ベートーヴェン:交響曲第6番≪田園≫ シューベルト:交響曲第5番
ベームとVPOによる、名演と称されるベートーヴェンの「田園」とシューベルトの「未完成」を収録。シューベルトの第5番はベーム晩年の録音で、ゆったりとしたテンポによってシューベルトのロマンティシズムを十二分に表現し尽くしている。