ジャンル : クラシック > 交響曲
当時音楽監督をつとめていたベルリン・フィルとのライヴによるドヴォルザークのもっとも有名な交響曲のひとつと、R.シュトラウスの2曲の交響詩とのカップリング。R.シュトラウスは1992年の大晦日コンサートでの録音。いずれもベルリン・フィルの圧倒的な演奏とアバドの音楽性が見事に合致した名演奏です。ライヴ録音とは思えないほどの完成度を誇ります。
小澤征爾と、サイトウ・キネン・オーケストラによるマーラーの交響曲チクルス第1弾となったアルバムです。かつて80年代に、小澤は当時の手兵ボストン交響楽団とともにマーラーの交響曲全集を完成させており、マーラーのスペシャリストとしての呼び声も高い指揮者ですが、今回のオーケストラは世界中の名手を集めたサイトウ・キネン・オーケストラ、各所ですばらしいソロが繰り広げられ、またアンサンブルも臨時編成とは思えない素晴らしさを感じさせます。
ブルーノ・ワルターはマーラーの愛弟子であり、その解釈はまさしく作曲家直伝といえるものです。このアルバムは、この曲の永遠のスタンダードとしてこれまでも愛聴されてきたものです。このアルバムの後も、バーンスタインをはじめ多くの指揮者がマーラーのスペシャリストを名乗り、この曲を録音してきました。その中には斬新な解釈で人々をうならせたもの、豊穣な響きと歌で酔わせたものなど、さまざまなものがありますが、それにしてもこのワルターの「巨人」は、永遠に色あせないエヴァーグリーンな1枚となっていることは万人の認めるところでしょう。「巨人」はワルターにはじまり、ワルターに還る…誰もが一度は耳にすべき銘盤の筆頭です。
20世紀を代表する大指揮者ブルーノ・ワルターが、アメリカ時代の最晩年に録音した不滅のモーツァルト・アルバム。このアルバムで聴くワルターの演奏は、限りなく美しい魂の歌と言えます。彼のロマンティックな音楽性は、すこぶる人間的なモーツァルト表現に徹しており、“偉大なト短調交響曲”では憧憬に溢れた究極の美を湛えた音楽を聴かせ、“「ジュピター」交響曲”では堂々とした巨匠の至芸を聴かせてくれます。カップリングには、たおやかな調べが流れる「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を収録、ワルターの慈愛に満ちた表現が、これらの名曲に新しい表現を与えています。
解説を読むと楽団員や裏方が録音資金を調達したらしい。広上にとってはありがたいことだ。ライヴとはいえ、いたずらに汗を飛び散らせるのではなく、あくまで楽団員の自主性を尊重しつつ、ていねいにバランスよく響くように心を砕いた演奏である。
制作・出演
PaulBiss / イダ・ビーラー / グレン・ディクトロウ / シューマン / ジェイムズ・バスウェル / パブロ・カザルス / ピーナ・カルミレッリ / マールボロ音楽祭管弦楽団 / ヴェラ・ベスカザルスが晩年に残したマールボロでの貴重な録音のひとつ。中でもシューマンはカザルス節が炸裂した、大らかで骨太な演奏が印象的だ。シューベルトもまた悠揚迫らぬ演奏で、カザルス独特の世界を現出している。
制作・出演
エドウィン・パリング / サウスエンド少年合唱団 / ジャネット・ベイカー / マイケル・クラッブ / マイケル・ティルソン・トーマス / マーラー / モーリス・マーフィ / ロンドン交響楽団 / ロンドン交響楽団合唱団多くはないティルソン・トーマスのマーラだが、いずれの録音も優れたマーラーを聴かせている。この第3番も長さを感じさせず、精緻で複雑なスコアを明晰なサウンドで展開。歌曲もまた素晴らしい。
制作・出演
エルンスト・ヴィーマン / ギゼラ・リッツ / ベルリン交響楽団 / ベートーヴェン / マーリース・ジーメリング / ルートヴィヒ・ズートハウス / レオポルト・ルートヴィヒ / レオポルド・ルートヴィヒ / 聖ヘドウィヒ教会合唱団発売元
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戦後の昭和歌謡に多大な影響を残した吉田正のヒット曲をアレンジして、交響曲として再構成した作品の第7番。吉田作品を半永久的に演奏することを目的に結成したオーケストラによる、シンフォニックなムード音楽だ。
最近のすっきりとした軽量なハイドンではなく、重厚長大な堂々としたハイドンを響かせる録音。とはいえ、クレンペラーのバランス感覚と造形美は、細部にまで行きわたり、重厚だが重くなり過ぎていない。
テンシュテットのマーラーは、バーンスタイン同様、マーラーを楽譜の分析だけでなく、心情的な深い結びつきで理解できる最後の指揮者と言えよう。マーラー・ファンなら、避けて通れない演奏のひとつだ。
ラトルの30歳前の録音。十分に抑制の利いた美しいラフマニノフを聴かせている。濃密なロマンティシズムを抑えて、ラフマニノフの精妙なスコアを一分の隙なく音化した新鮮さは、いまだに色褪せていない。
50代半ばで惜しくもなくなったドイツのソプラノ、ポップが残した珠玉のアルバムのひとつ。シュトラウスの美しい歌曲を、ひとつひとつ慈しむようにうたい分けている。サヴァリッシュのピアノもまた見事だ。
クラシックのヒット・コンピレーション・シリーズからの1作。リラックスできる曲をバッハからモーツァルト、さらにロイド=ウェッバーまでずらりと収録。収録アーティストも、EMIが擁する一流演奏家ばかりだ。