ジャンル : クラシック > 管弦楽曲
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / シャブリエ / パリ管弦楽団 / フランス国立管弦楽団 / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ボストン交響楽団 / 小澤征爾 / 晋友会合唱団 / 関屋晋ウィーン・フィルの微妙な不揃い感、パリ管とのバトルなど、タクトの正確さと緊張感に対峙する各オケの性格がくっきり浮かびあがるDISC2が面白い。対するDISC1でのボストン響は、渋さと機能性が第一印象となる。続くサイトウ・キネン盤では、絢爛な音楽のなかに安心感が聴き取れるのだった。2組4枚をフルに使い、小澤征爾という偉大な個性の足跡を見事まとめた編纂に敬意を表したい。
制作・出演
アンネ・シュヴァーネヴィルムス / サイトウ・キネン・オーケストラ / サイトウ・キネン・オーケストラ・チェンバー・プレイヤーズ / バーバラ・ディヴァー / フランツ・ハヴラタ / ポール・グローヴズ / モーツァルト / 小澤征爾 / 東京オペラシンガーズ今や世界的なオーケストラとなった、サイトウ・キネン・オーケストラ初のベスト・アルバム。指揮はいずれも小澤征爾で、デビュー・アルバムに収録のブラームス「交響曲第4番」から2006年録音までを2枚にまとめている。
ディアギレフゆかりのきわめつけのナンバー 『春の祭典』と『ダフニスとクロエ』 マルケヴィチによるRIASライヴ録音集 指揮者イーゴリ・マルケヴィチ(1912-1983) は、数々のバレエ作品を委嘱した名興行師ディアギレフ最後の弟子と云われています。その意味で、『春の祭典』と『ダフニスとクロエ』という、ディアギレフゆかりの作品をマルケヴィチが振ったRIASライヴ録音集は、興味の尽きないといえるでしょう。 『春の祭典』は初演者モントゥーに指揮を学んだマルケヴィチにとって、また、フィルハーモニア管との2度のセッション録音(1951年モノラル、1959年ステレオ)により、きわめつけのレパートリーとされているのは有名な話。1954年に『春の祭典』の最初のセッション録音が、『ディアギレフのオマージュ』と題された3枚組のLPとしてリリースされた際には、ラヴェルの『ダフニスとクロエ』第2組曲もカップリングされていました。このたびはいずれもライヴということで、フリッチャイ時代の鍛え抜かれたアンサンブルがどのような反応をみせているのか大いに期待の高まるところです。 さらに、オネゲルの交響曲第5番は、このたびの『春の祭典』やムソルグスキーの歌曲(AU95631)とともに、マルケヴィチのRIAS響デビュー・コンサートのときのもの。およそ一年前1951年3月9日に初演されてまもない新作を選んでいるのも注目されます。ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻で、すべて完全初出の内容です。(キングインターナショナル) 【収録情報】 ・ラヴェル:『ダフニスとクロエ』第2組曲 [15:59] RIAS室内合唱団(合唱指揮:ギュンター・アルント) 録音時期:1952年9月18日 録音場所:ベルリン、ティタニア・パラスト 録音方式:ライヴ(モノラル) ・ストラヴィンスキー:『春の祭典』[33:26] ・オネゲル:交響曲第5番ニ長調『3つのレ』 [23:47] 録音時期:1952年3月6日 録音場所:ベルリン、ティタニア・パラスト 録音方式:ライヴ(モノラル) RIAS交響楽団 イーゴリ・マルケヴィチ(指揮) Powered by HMV
ドライヴに最適なクラシックの名曲を集めたBGM集。モーツァルト、チャイコフスキー、ショパンらの心地よいテンポの楽曲を厳選。ベルリン・フィルをはじめとする世界の超一流による演奏も見事な、快適でポジティヴな一枚だ。
キング ベスト・セレクト・ライブラリーはこちら懐かしの名曲、定番曲がぎっしり!欲しかった曲が必ず見つかります!
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発売元
株式会社ランティスシリーズの楽曲をクラシックのオーケストラが演奏するという、やや突飛な企画で話題になったコンサートのライヴ。楽曲のレベルから出た企画に違いなく、「レニングラード」も違和感なくはまっている。歌入りの曲を聴いていると、もしやミュージカル化の布石!? などという妄想も。
「シェエラザード」の壮麗な音響美と妖艶な叙情性を追及したような演奏だ。旋律の歌いまわしはたっぷりとしなやかで優美さも十分だが、緩急のメリハリや強弱のダイナミックさはやや控えめだ。こういうタッチで描かれた演奏は今までにない印象で面白い。