ジャンル : クラシック > 管弦楽曲
アンセルメ没後40年企画盤。アンセルメがステレオ期に遺したドビュッシーの管弦楽作品をすべて収録している。「海」は1957年と64年録音の2種で、デッカのステレオ初期録音の技術の高さを物語っている。
制作・出演
アグネス・バルツァ / アンナ・トモワ=シントウ / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / クルト・モル / ジャネット・ペリー / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ベートーヴェン / ペーター・ホフマン脳科学者、茂木健一郎の著書『脳に効くカラヤン』との連動企画盤。茂木本人による選曲と解説で構成された“脳に効く”カラヤン集だ。世界を虜にしたカラヤンと脳細胞のアンサンブルが、ひらめきを与えてくれる。
ブラス・バンドのメッカ、イギリスの近代作品集。だが、有名曲を並べた単なる名曲集ではなく、“中音”の持つ豊かな表現力が満喫できる作品8曲を選んでいる。吹奏楽ファン、関係者も一度は聴いておくべきアルバムだ。
札響が奏でる北欧の響きはどこかさらりと端正。民族への矜持がかぶさる物語世界の重みが、ともすると滅入りを喚ぶシベリウスも、粘度を抑えて音楽の形が、ス、と浮かび上がる。尾高→イギリス→北欧という“えにし”のゆえか。グリーグの淡彩な抒情もいい。
フィギュアスケーター、浅田舞・真央姉妹が所属するIMGの企画アルバム。荒川静香がトリノ五輪で使用して一躍有名になった「トゥーランドット」をはじめ、氷上の華麗な演技を彩るクラシックの名曲の数々を収録。誰でも楽しく聴けるアルバムになっている。
発売元
ユニバーサルミュージック伝説のヒーロー・ドラマのテーマ曲を作曲者自身が交響曲と交響詩に仕立て、挿入歌を加えた特別コンサートの実況録音。フル・オーケストラに合唱団、スペシャル・ヴォーカルの中西圭三や当時の配役など、160名を超える出演者の情熱とプライドが伝わる輝かしい作品だ。
制作・出演
AnnaReider / EricBates / KathrynWoolley / RebeccaCulnan / SylviaSamis / シンシナティ交響楽団 / ティモシー・リース / パーヴォ・ヤルヴィ / ムソルグスキー「はげ山」はおどろおどろしさは控えめですっきり仕上げている。「展覧会」も豪華な響きを追求するというよりも、原点に立ち返ってスコアに書かれた音を忠実に再現しようとるす真摯さが感じられる。最後に「モスクワ河」が入っているのも気が利いている。
アメリカン・アルバムだが、「エル・サロン・メヒコ」や「キューバ序曲」でラテン系のノリも楽しめる。アレンジがなかなか優れていて、ウインド・オケの美しさも聴くことができる。「ラプソディー・イン・ブルー」では外山啓介がきれいなソロを披露する。
発売元
株式会社フォンテックとにかく、うまいです。サウンドは意外に軽めで、透明感がある。この透明感は楽団員の技術の高さにもよるが、秋山のコントロールの素晴らしさゆえだろう。中ではやっぱりオリジナルが面白い。多彩な音色と豊かな表情を持った曲で、ブラスの面白さが満喫できる。
劇的表現をあまり強調せず、バランスよくまとめ上げている。2004年からチェコ・ナショナル響の首席客演指揮者を務めるロータは、メロディを思い入れたっぷりに歌わせて陶酔感を醸すより、リズムをシャキシャキと歯切れよく刻んで高揚感を演出する方が得意なようだ。
イギリス近代を代表する国民的作曲家二人の作品をカップリングした一枚。細部にまで彫琢が行き届き洗練されたデュトワによる「惑星」と、ダイナミックで推進力に満ちたショルティの「威風堂々」という、豪華な組み合わせだ。