ジャンル : クラシック > 室内楽曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第10番変ホ長調 K.365/ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491モーツァルト:ピアノ協奏曲第10番変ホ長調 K.365/ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
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キングレコード株式会社フンメルによる室内楽版で、第10番は2台用が1台2手用に編曲されている。白神のソロはもうちょっと細やかな表情の変化があれば最高だとは思うが、妙に小さくまとまらず、明るく伸びやかに歌っているのに好感が持てる。詳細な日本語解説は有益。
ロシア・ピアニズム名盤選 40::最後のリサイタル & 1976年のリサイタルよりロシア・ピアニズム名盤選 40::最後のリサイタル & 1976年のリサイタルより
知る人ぞ知る存在に終始した幻のピアニストの実像を明らかにした、全10巻13枚からなるネイガウス・エディションからの一枚。リヒテル、ギレリスを育てたゲンリヒを父親にもつ、名門の血を引く教師&演奏者にとって、音楽的才能の繊細さの意味するものは何かが明示される。
メンデルスゾーン:無言歌集メンデルスゾーン:無言歌集
久しぶりに聴いたけれども、音楽が深化しているなあ。音楽を少し作りすぎているようなところがあったけれど、抑制された表現美を身につけた。さっと生の感情が顔を出す曲もあるが、全体にとても美しい。曲自体の性質もあるが、やはり、一回り大きくなっている。
トルヴェールの四季トルヴェールの四季
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ユニバーサルミュージック日本のサックス・カルテットが一人のピアニストとともに、ヴィヴァルディ&ピアソラの「四季」を演奏。前者は「春がきた」なども交えたジャジィな編曲、後者はハード・エッジなオリジナルのムードを再現。サックスだけとは思えない豊かな音色が楽しい。
ラフマニノフ&ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ラフマニノフ&ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番
ラフマニノフの作品はチャイコフスキーの死を、ショスタコーヴィチの作品は親友の死を悼んで書かれたもの。深い悲しみと激しい慟哭をマッシヴかつ濃密に表現し、真摯さが聴き手の胸に熱く迫る。バランス的にはマフチンがほかのニ人に若干迫力負けか。