ジャンル : クラシック > 現代音楽
声楽作品集声楽作品集
リゲティ・エディションの第4弾。彼は東京オペラシティの“コンポージアム”の今年のテーマ作曲家でもある。彼の声楽作品のベスト・アルバムといったCD。一貫して流れる実験精神。発表された当時ほど刺激的でないのは、演奏のクオリティが高いから?
ハリソン/ポートレイトハリソン/ポートレイト
ガムランにシビレちゃったアメリカ人、ルー・ハリソンの音楽は、大らかにしてケッタイである。明らかにガムランの音がするのだが、ちっとも空気が妖しくならない。あくまで質朴まっすぐなノリ。でもそれがかえって響きをごちゃまんと超俗的な顔にする。
リゲティ・エディション3 ピアノのための作品集リゲティ・エディション3 ピアノのための作品集
ナンカロウって人が生身には弾けぬ複雑怪奇なリズムを持つ自動ピアノ曲を作った。リゲティはそれに刺激され、名人なら弾けるものの、万華鏡的リズム変化の連続で弾く者と聴く者を錯乱させずにはおかぬ猟奇的傑作「練習曲集」を作った。これはその決定盤。
シムニェー奇跡のア・カペラ1シムニェー奇跡のア・カペラ1
南アフリカで行なわれた文化交流活動の中から生まれた企画。かたやイギリスのルネサンス音楽グループ、こなたアフリカの聖歌隊。発声も原語もまったく違うのに両者は溶け合い、聴いたことのない広大な世界を作り上げた。変化に富んだ楽しい選曲もいい。★