ジャンル : クラシック > 現代音楽
アダムズ:「舞曲」と言われているものについてのジョンの書、こぶだらけのボタンアダムズ:「舞曲」と言われているものについてのジョンの書、こぶだらけのボタン
おー、“舞曲のナントカ”ってめちゃんこポップやんけ。最初から最後まで笑いっ放しでんがな。“こぶだらけのナントカ”はちょっとマジメな顔しはって、最後なんかノスタルジックにきてまっせ。それにしてもクロノスはんたち、シャキッと演奏しはること。★
デュティユー.時の影デュティユー.時の影
ボストン響の音に惚れ込んでいるフランスのデュティユーが、小澤の依頼に応えてこのオケがひたすら魅力的に響く音楽を書いた。これはその初演の記録。アンネ・フランクにまつわる童声による歌が含まれているがこれはお題目。主役は響き。滑らかさの快。
18人の音楽家のための音楽18人の音楽家のための音楽
ライヒのミニマリストとしての技の集大成であると同時に新たな方向への転換点ともなった大作の再録音。旧盤が息詰まるほど克明に仕掛けを聴かせていたのに対し、何か情緒的な息づかいのようなものが感じられるのは現在のライヒの関心の現れだろうか。
室内楽作品集室内楽作品集
50年代から90年代までの作品が収められているが、それらはさほど実験的ではなく、微かに民族的な匂いのあるものや、新古典的なスタイルがほとんど。リゲティの関心は、繊細に耳を研ぎ澄ますと言うより、響きを鋭く対立させぶつけるところにあるようだ。
鍵盤楽器のための作品集鍵盤楽器のための作品集
世界初録音が半分ほどしめるこの第6集には、ハンガリー時代の初期作品から70年代後半までの作品が集められている。初期の作品は、バルトークやストラヴィンスキーらとの関連が聴けて興味深い。そして60年代のクラスターを駆使したオルガン曲が圧巻。
リゲティ・エディション5 自動演奏楽器のための作品集リゲティ・エディション5 自動演奏楽器のための作品集
リゲティは猟奇系の人で、そういう人は江戸川乱歩はじめ大概カラクリ好き。責め道具、だまし道具……、怪しい仕掛けで人をいたぶるのが好き。当盤は100台のメトロノームをコツコツいわせたりし、聴き手の耳を怪しくいたぶる。これぞ猟奇的からくり音楽!