ジャンル : ジャズ > フュージョン
4人組コーラス・グループの2作目。無伴奏の「聖者の行進」は美しいハーモニーに加え、スピード感と起伏に富んだ表現が光る。ストリート感覚が心地よい「愛という名の欲望」でも実力発揮。明るい曲調と4人の声質が合っている「ファン・ファン・ファン」は山木秀夫ほかの躍動的な演奏もいい。「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー」などでは品のよさが前面に出る。
3枚目のアルバムとなる本作。前作『ムーンライト』同様、カヴァー曲中心の構成なるも、ノラ・ジョーンズ的な肩の力が抜けた唱法や、マルーン5などの選曲、ほどよく抑制の利いた品のある演奏が今っぽい。ジャズのヒット曲、ではなくヒット曲のジャズの見本。
2006年にデビューした歌手。これは4枚目の作品。これまでのジャズ?R&B路線と違って本格的にブラジルと取り組んだ内容。タイトル曲や「ジンジ」などジョビンのボサ・ノヴァ5曲を中心に「11時の夜汽車」のような泣きのサンバも。清々しく、コクのあるヴォーカル。
2008年のボサ・ノヴァ生誕50周年を記念して、日本を代表するジャズ・シンガーの阿川泰子がラテン・フュージョンの第一人者である松岡直也をプロデューサーに迎えて制作した意欲作。阿川流のムーディな歌唱がボサ・ノヴァの魅力を増大させている。
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グ・ルーヴ高い基礎力と、安定感抜群のアンサンブルを持つ女声ジャズ・コーラスの3枚目。ア・カペラ色が濃い導入に続き、プロデューサー・コンビによるキュートなオリジナル曲「毎日がバレンタイン・ディ」あたりを境に、さまざまなスタイルを次々聴かせてくれる。7、11曲目などではクラシックとの親和性も見せる。
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株式会社ギザデビュー作に続いて全曲がジャズ・スタンダードでのセカンド・アルバムだ。ややハスキーなハイ・トーンの声、しかしまろやかに聴こえる。馴染みの曲を並べたが、どれも彼女らしい個性に満ちている。その魅力的な歌唱が今後をさらに期待させてくれる。
82年にレコード・デビューし、国内外のジャズ・シーンで評価の高い女性ジャズ・ヴォーカリスト、伊藤君子の代表作。上品で艶めいていて、さらに情感豊かな歌声をたっぷりと聴かせてくれる。