ジャンル : ジャズ > フュージョン
CM、テレビ番組、映画で使われた曲を中心に新録音ほかを加えている。荒井由実作品の英語詞カヴァー「In The Morning Light」はディープであっても重くない情感の表現がいい。ピアノ弾き語りに小沼ようすけのギターが加わる「スタンド・バイ・ミー」はほっこりとした温度感が魅力。CHEMISTRYのアルバムで初出の「星たちの距離」は傑作。
名古屋を拠点に活動するシンガーの2007年録音のデビュー作。しなやかでキュートなヴォーカルが持ち味で、スタンダードの「Lucky To Be Me」や「Night And Day」が印象的に仕上がっている点に資質の高さを感じる。清涼な空気感をつくりだすケニー・ランキン作「Peaceful」や温もりのあるシンディ・ローパー作「Hat Full Of Stars」もいい。
ネクタイ族のアイドル、阿川泰子の初期3作が紙ジャケットで復刻。ジャズ&フュージョン・サウンドをまとったポップ系のシンガーといった感じを受けるだろう。78年1月のデビュー作『YASUKO“LOVE-BIRD”』ではスタンダード曲を中心にダイアナ・ロスの曲まで歌っている。78年8月の2作目『FLYIN-OVER』ではボサ・ノヴァからポップ、スタンダード曲の構成で、甘えたような“シュガー・ヴォイス”がすでに聴ける。80年2月の3作目『SWEET MENU』はビリー・ジョエルらAORやソウル系の歌を中心とした構成である。
ジャズ・シンガー、阿川泰子が80年に発表した3rdアルバム。ポール・マッカートニーやビリー・ジョエルなど、ポップスのカヴァーを中心とした構成。アレンジと指揮は名ピアニストの中島政雄が手がけている。
発売元
株式会社ポニーキャニオンベスト盤をはさんで約2年ぶりとなる新録アルバム。声や歌い方の個性をこれまで以上に活かした「フォトグラフ」が魅力的。ジョビン作品との相性がよく、「今ひとたびの」のスキャットやピアノ・ソロも心地よい。「クロス・トゥー・ユー」はフックの利いたアレンジが印象に残る。凝ったメロディが浮遊感を醸す自作の「アイズ・オブ・ザ・ムーン」も聴きどころ。
“リズム・アンド・ロマンス”をテーマに、サックスのスーパー・スターがラテンに初挑戦。コンコード移籍第一弾、通算18枚目のアルバムは、軽快なサルサ、優美なボレロ、センチメンタルなタンゴと、さまざまなムードを夢見心地なサックスで楽しませる。