発売元 : ビクターエンタテインメント株式会社
タイトルで少しは想像できるように、“サクラ”をキーワードにした作品。ということは感性としてとても日本的な作品で、メロディ・ラインにも日本的な情緒あり。ゴツゴツとして朴訥なヴォーカルは、フォーク的でもありロック的でもあり、耳には残る。
クラシックのソリストとしても活躍する4人組カルテット・ジェラート。彼らはこのユニットになるとポップなライト・ミュージシャンに早変わり。今回は新たにメンバーとなったジョーのアコーディオンも大活躍だ。彼ら独特のサウンドがユニークで楽しい。
彼らの4曲入りマキシ・シングル。重厚なギターとリズム、それにうまくグルーヴした、切れのよいヴォーカルが身体の中のワルワル・スピリッツを蘇らせる。ゲスト・ミュージシャンにストロボのCHATANIを迎えた(2)のパーカッションが生きてる。
若手ガール・ロッカーの新作。ハード・ロック/モダン・ヘヴィ的趣味が出まくりの楽曲が強烈なインパクトを放つなか、音圧と高音の伸びに頼らないしっとり系のナンバーでの丁寧な歌唱が光る。キャラクター性設定の面で若干の迷いを感じるのも事実だが。
ニュー・フェイス、セカンド・マキシ・シングル。(1)の歌詞を共作している以外、楽曲の制作は外部に委ねているので、シンガー・ソングライターというよりシンガー。ごくごくオーソドックスな、若者ポップ・ロック。テーマは恋、希望、夢などなど。
サビ始まりの軽快な歌が、聴き手の心を最初からガッチリとつかんでいく。切ない想いを描いた詞の内容とはいえ、楽曲自体はとても明るく前向きな気持ちへと導いてくれる。収録した3曲とも、心に勇気を与えてくれる、気持ちの後押しソングになっている。
札幌出身の4人組による1作目。儚げなファルセット、かと思えば唐突に瞬間沸騰する鈴木由紀子の歌声と、グランジ〜オルタナを完全消化したメロ&歌詞が絶妙なコンビネーションを見せている。ニルヴァーナやクランベリーズ好きなら必ず気に入るはず。★
フォルクローレの名曲を揃えたオムニバス盤。初CD化となるテイクも多く、初心者からマニアまで満足のいく選曲といえる。南米特有の哀愁、土着音楽の温かさ、ヒューマニズムあふれる深いリズムには脱帽するばかりだ。ハーモニカのファンなら(18)は必聴!
シンバルズのサード・マキシ、またしてもコレクターズ・古市コータローのお墨付きである。e.p.3部作の完結編となる作品で、ポップで色彩鮮やかな彼女たち独自のワールドはもちろん健在。口笛で始まるイントロはとびきりの“ウキウキ”サインだ。
いやあ、カッコイイだけじゃなかったのね、ロックなひとだったのね。ドラマでおなじみのハンサム・ボーイが、骨のある音を披露しているマキシ。メッセージも前に出てるし、声も色っぽいし、芝居よりもグッとこさせる力があると、個人的には思います。
U2とビートルズが大好きというヴォーカリスト・桐畑を中心とするトリオ・バンドの第2弾は、今まではもやがかかってたんじゃないかと思うくらい晴れ晴れとしている。楽曲や演奏にも成長の跡がはっきりと見て取れるし、ちょっと見直しちゃったぜ。
98年5月にデビューしたシンガー・ソングライターの4枚目のマキシ・シングル。近頃めずらしいバリバリのロック・タイプで、ハイ・トーン・ヴォイスとノイジィなギターの絡みがセクシーだ。弛緩させる音楽が多いなか、スリリングな音作りが新鮮だ。
威勢のいい口上とともに、自分の名前を織り込んだあいさつ代わりの「願い節」でスカッと気持ちよくスタート。中盤からの「黒い花びら」「お富さん」などさまざまなタイプの名曲カヴァーでは、長保なりの解釈と確かな歌唱力で見事に歌いきっている。