音楽むすび | 発売元 : ピーヴァインレコード

テレサ・レーベルへの第1弾としてファラオ・サンダースが80年に吹き込んだアルバム。盟友ジョン・ヒックスらに支えられ、スピリチュアルかつ明快なサウンドを創造している。

4枚目のアルバムはカヴァー集。曲目だけ見ると、流行りの名曲カヴァー・アルバムの一環に見えるが、それらとは一線を画している。ギター1本の弾き語りが基本とはいえ、川か何かの水音がバックにずっと流れていたり、とにかく斬新。癒される。

橋本徹が監修・選曲するコンピ・シリーズ『メロウ・ビーツ』の番外編。ヴォーカル作品に的を絞った作品で、甘美なビートやジャジィなヒップホップに乗ったセンスの良い歌唱が収録されている。

ベースのRitsukoが加入。オリジナル・ラインナップ以来のトリオ編成へと回帰したのと歩を合わせるように、シンプルなラウドさも復活。たどたどしい英語歌唱ももはや芸のうちで、メロディの完成度含め、案外PUFFYの先駆的存在だったのかも、という気も。

痛快なファンク歌謡を奏でるバンド、面影ラッキーホールの2008年11月発表のアルバム。シングル曲「パチンコやってる間に〜」をはじめ、胸に突き刺さる歌詞とパワフルなサウンドが味わえる。