発売元 : ベルウッド・レコード株式会社
ベルウッドが“大人の音楽”を提案する“LIGHT MUSIC STYLE”シリーズの第1弾。スタンダード集で、コンボをバックに歌う「L-O-V-E」などもあるが、弦楽四重奏でクラシカルに始まる「Misty」、バック・コーラスが効果的な「Night And Day」など、凝ったつくりになっているところがポイント。ブライトな声が企画にぴったり。
大阪出身4人組のアルバム。総体的にポップで軽快なピアノの旋律が印象的な、曲の仕上がりに感服。その静と動を兼ねそなえたサウンドは、人の心を鷲掴みする感慨深さがあり、優しさと正直さをもった彼ら独特の歌詞に良く合っている。とにかくじっくり聴くことのできる作品だ。
多彩な才能が活躍する日本のギター界で気を吐く彼。何よりも芸術的なセンスの豊かさが大きな魅力だ。今回はピアノ作品を、自らギター用に編曲。原曲の雰囲気を残しながらも、ギターのためのオリジナル作品に聴こえるのは、彼の卓越した音楽性ゆえ。すみずみまで美しい。★
暴走族時代、16歳のときにバイク事故で下半身不随になり、車椅子で歌い続けているシンガー・ソングライター、森圭一郎の7曲入りミニ・アルバム。癖のないヴォーカルにも拘わらず、心に響くものがあるのは、やはり自らの体験からくるものなのか。その歌心が印象的。★
20世紀前半に脚光を浴びた女流作曲家、タイユフェールの小品を集めた意欲的なアルバムだ。大ヴァイオリニスト、ジャック・ティボーとの恋愛でも知られる彼女の才能を示すピアノ曲。愛らしさの中に、ふと覗かせる燃える感性……激情の発露だったのだろうか。
嶋大輔主演で話題の、同名映画の主題歌。ジャパニーズ歌謡ロックのお手本のような、哀感のあるサウンドに好感が持てる。嶋らしい、素直ではっきりと日本語が伝わるヴォーカル・スタイルも曲調に合っている。なお、映画で共演したウガンダさんの訃報は本当に悲しかった。合掌。
ワタナベフラワーと人気声優たちがタッグを組んだ豪華フィーチャリング・アルバム。ガンダムのロラン・セック、イザーク、刹那やドラえもんのスネ夫が本気でヴォーカルを熱唱している。皆さん、とても歌が上手なので感心する。やはり役者だけあって説得力がある。