発売元 : マーキー・インコーポレイティド株式会社
2003年、欧州や南米で絶大な人気を誇るメタル・バンド、ストラトヴァリウスから電撃脱退したフィンランド人シンガーのソロ・プロジェクト第2弾。メロディアスな王道パワー・メタル・サウンドは、きっとファンの期待通りだろうが、正直意外性には欠ける。
LA出身の“シンフォニック・ロックの女王”による2枚組ライヴ・コンピレーション作。過去の来日公演やプロモーション来日時のミニ・ライヴなどの音源で構成されており、往年のプログレとハード/メタル・サウンドを融合させた代表曲&カヴァーを満載。
元ウォッチタワーのギタリストと、その兄で元ライオットのドラマーらで結成されたテクニカル・メタル・バンドの2作目。起伏に富んだインプロヴィゼーション主体のアグレッシヴなメタルが異彩を放つ。フュージョン・メタル、そう呼びたくなる一作だ。
ドイツのベテラン・メタル・バンドの8作目。ピンク・クリーム69のドラムをゲストに招いたサウンドは哀愁のメロディをブレンドさせた懐かしすぎるほどの王道の手法で、歴史の重さを感じさせる。レトロと言ってしまえばそれまでだが、一聴の価値はあり。
フィンランド出身の正統派メタル・バンドによるデビュー作。スピード感ある怒涛のメタルは、あのアイアン・メイデンをお手本にしたようなスタイルで、生粋のピュアメタリアンぶりが楽しめるばす。もちろん、本家には敵わないが、まずは及第点。
マスタープランでの活動も記憶に新しいシンガー、ヨルンのサード・ソロ。バックにハンマーフォール、パガンズ・マインドのメンバーを従え、ソウルフルなへヴィ・ロックをクリエイト。ホワイトスネイクをも彷彿とさせるアダルトなハード・ロック好きにお薦めだ。
スウェディッシュ・デス・メタル・バンドの2004年作。数えて9作目となるダークでアグレッシヴなデス・サウンドに叙情性をプラスしたオリジナリティは、ヨーロピアン・テイストに満ちている。セカンド・ギタリスト加入で4人編成になったが、今作はトリオで制作。
ドイツ産メタル・バンドの第6作。生オーケストラを起用したり、これまでになくヘヴィなアレンジを採用したり……と、随所に新機軸が見て取れるものの、欧州パワー・メタルの王道を貫く姿勢とメロディの本質はまったく揺るぎがない。ズバリ最高傑作でしょう!★
ノルウェー産ハード・ロック・バンドの何度目かの復活作。90年代に最初の再結成に失敗した彼らは、今作でひさびさに黄金期の作風を取り戻したようだ。叙情性とポップ・センスに新味を加えた柔らかな音像と派手なギター・ワークのギャップも実に彼ららしい。
元ネイションのギタリストを中心としたバンドのデビュー作。イングヴェイ・マルムスティーン風のギターと流麗なキーボードのユニゾンを核とした様式美+パワー・メタルを目指したサウンド。目新しさはないが泣きのメロディが満載で一聴の価値はあり。
スウェーデン出身のプログレ・バンドによるアコースティック・ライヴを収めた一枚。従来とは異なり牧歌的な趣さえ漂う繊細にして、どこか高貴なムードが漂うあたりは結構美味。大人のためのロック、そんな感覚さえ覚える。癒しの効果もある、かも。
北欧メタル・シーンを支える中堅バンドの2枚組。DISC-1は2003年のライヴ。ほとんど無修正なのか音質がイマイチだが、臨場感は損なわれていないのが○。DISC-2はレア・スタジオ・トラック。ボーナス曲などを一枚にまとめたシンプルだけどお得な内容だ。
ドイツの5人組メタル・バンドによるアルバム『ヘルファイア・クラブ』からの先行ミニ・アルバム。表題作でちょっとゴシカルなテイストを導入していて驚いたが、どの曲もメロディの根幹はこれまで通り、欧州メタルの王道を貫いている。メイキング映像をボーナス収録。