発売元 : マーキー・インコーポレイティド株式会社
キラキラ輝くシンセとメロディアスに滑るギターをバックに明朗温和なコーラス・ハーモニーが歌い上げる。ジャーニー直系クリスタル・サウンドを聴かせるフィンランド出身メロディアス・ハード5人組の2作目。サビメロの作りが絶妙にうまく、和声の心地よさにどっぷりひたれる。
2001年にオリジナル・メンバーで復活したアーテンションの再結成2作目。鍵盤も入れた様式美メタルで、クラシカルなマイナー・メロディが次から次へと飛び出す。前作以上に練られたアレンジも美しい。パガニーニの曲をモチーフにしたインストも収録。
シンフォニック・ロック界の女性シンガーによる、全曲カヴァーで構成された日本企画盤。ツェッペリンやカンサスなどの有名曲はもちろんのこと、TNTやイナフ・ズナフの隠れた名曲までを取り上げている。透明感のある力強い歌声による新鮮な解釈を堪能したい。
伝説のテクニカル・メタル・バンド、CYNICのベーシストだったショーン・マローン率いるプロジェクトの4年ぶりとなるセカンド・アルバム。ゲストにビル・ブラッフォード(ds)とスティーヴ・ハケット(g)を迎え、息もつかせぬほどの超絶技巧の嵐を聴かせる。★
平均年齢20歳、フィンランド出身の6人組メロディック・ヘヴィ・メタル・バンドのデビュー・アルバム。スピードとパワー、そして叙情性に満ちた哀愁のメロディが彼らの魅力。ギターとキーボードのスリリングな掛け合いなども聴きどころのひとつだ。
アーテションのカリスマ・キーボーディスト、ヴィタリ・クープリがマーク・ボールズ(vo)らと組んだ最強様式美ハード・バンドの2作目。ドラマ性と起伏に富んだメタルは前作同様だがキャッチー度が増し、聴きやすさという点で一歩踏み込んだ意欲作。
スウェーデン出身の6人組メタル・バンドのサード。シンガーが交代しているが、メロディックなパワー・メタル路線はこれまでとまったく変わりない。ハロウィンやガンマ・レイといった先達からのフレーズ拝借も、彼らにはドラマ構築のひとつの手段なのだろう。
TNTのシンガーとライオットのギタリストを中心とする4人組ハード・ロック・バンドのサード。さらにメロディアスでドラマティックな楽曲が増え、当初のプロジェクト的形態から正式なバンドとなった決意が窺える。ブラック・サバスのカヴァーは蛇足かも。
スウェーデンのネオ・プログレ・ハード、マジェスティックの変名バンドと言えそうな新バンド(一応)のファースト。かなりコッテリした叙情的メロとスリリングなプレイは、様式美メタルに近い雰囲気。幻想的なキーボードを随所に散りばめたドラマティックな力作だ。
スウェーデン出身シンガーの約5年ぶりとなる第4作。ザ・ビートルズ直系なのに、なぜだかずっとメタル人脈の中で紹介されてきた彼──確かにイナフ・ズナフなんかに近いハードさも持ち合わせている。哀愁味よりもむしろ素朴なポップ・テイストに注目。