発売元 : ミュージックシーン
ポコやイーグルスのベーシストのランディ・マイズナーが80年にリリースしたセカンド・アルバムと、82年にリリースしたサード・アルバムのカップリング。ソロ・アルバムではマイズナーはベースをプレイしていないが、イーグルスでは毎回数曲しか聴くことのできなかったヴォーカルを存分に楽しめる。
近年BECKらの曲者から再評価されていたりもする、名作曲家/プロデューサーの仕事をまとめた編集作。ナンシー・シナトラやデュアン・エディら、さまざまな担い手が1950〜60年代に残したブツが集められ、それは米国ポップ音楽の側面をきっちり照らすものになっている。
70年代初頭にドイツにて活動したアヴァンギャルド・ポップ・グループの奇跡の再結成盤が再発。リリース当時(98年)は、幻のバンドの再結成という事実と彼らの持ち味が凝縮された唯一無二の内容に、ファンは歓喜した。ゆらめく演奏の上を、ダグマー・クラウゼの儚げな歌声が淡々と言葉を紡いでいく。
イエスの大ヒット作『ロンリー・ハート』(83年)の立役者が、イエス加入前までソロ・アルバムとして制作していた曲をまとめた編集盤。まだ歌詞が未完成の「ロンリー・ハート」のデモを含む興味深い音源など、イエス・ファンには名作のメイキングとして楽しめる。いかにトレヴァーの役割が大きかったかを証明する力作。
60'sカヴァー「涙のブレイクアェイ」や傑作「夢みるトレイシー」などでおなじみのトレイシー嬢が、シンガーとして活躍していたスティッフ時代の音源を完全収録した2枚組。オールディーズ・カヴァーとオールディーズ的名曲がたっぷり詰まっている。未発表曲「リトル・レッド・ライディング・フッド」の収録もファンは見逃せない。大音量でパンクではなくトレイシーを! 快感です!
スペシャルズとともに80年代のUKスカ・ブームを牽引したマッドネスの、オリジナル・メンバーによる最後のアルバムとなった通算5作目(84年発表)のデラックス・エディションで、プロモーション・ビデオやアルバム未収録曲などを追加。彼ららしいヒネリの利いたポップ・ロックが味わえる名盤だ。
18歳の時にニール・ヤングの『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』(2009年)の録音に参加したニルス・ロフグレンによる、ニール・ヤング楽曲のカヴァー集。彼一人のギターとピアノの弾き語りスタイルで歌われるが、意外な選曲からは、ニールへの深い敬意と愛情が聴き手にまっすぐに伝わってくる。邪気のない名作だ。
伝説的な音楽プロデューサー、フィル・スペクターが独自の“ウォール・オブ・サウンド”を作り上げる以前の初期の仕事を集めたコンピレーション・アルバム。独特の過剰さはなく手堅い印象が強いが、1950年代末から60年代初期にかけての貴重な音源が収められている。