音楽むすび | 発売元 : 株式会社エピックレコードジャパン

元クライズラー&カンパニーの斉藤恒芳プロデュースだと分かると、オペラの名曲とテクノの摩訶不思議な合体も合点がいく。ダンス・ビートに乗って展開される(2)(4)などは、おいおい本気かよと言わせる面白さがあり、クラブ版レイヴ・オペラを観ている気分だ。

残念ながら解散に至ったクライズラー&カンパニーの、ベスト＋録りおろし2曲からなるラスト・アルバム。楽曲は、オリジナルと主にクラシックからのカヴァー。だが、カヴァーもとても斬新なアイデアで埋めつくされ、彼らのオリジナリティを再認識する。