発売元 : 株式会社フライドライス
スウェーデン出身のハイブリッド・ロック4人組の1作目。憂いを含んだ印象的なメロディ、そして空間的な広がりを感じさせるモダンな音作りを武器に、“MOR”なオルタナ・サウンドを披露。中心人物であるテオドール・カッシータス(vo,g)のルックスを含め、日本でも人気を獲得しそうな予感が。
イタリアはローマ出身の6人組のデビュー作。90年代のインタースコープが出してそうな典型的なオルタナ・バンドで、メロウな旋律とハード・エッジな演奏との合体は“いかにも”といったところで個性はあまりないが、演奏力の高さは実感できる。
大阪メロコア代表のNAFTと茨城ハードコアを背負って立つSNORTとのスプリット。NAFTはひたすらスピード感とせつないメロディの快感を追求し、SNORTはデス声とメロディとを取り混ぜた独自路線を往く。どちらもポップな要素があるので予想以上に入りやすい。
カリフォルニア発の5人組パンク・バンド、ファイト・フェアのデビュー・アルバム。アメリカらしいカラっとした爽やかなメロディと、ハードコアの三大要素のひとつのブレイクダウンを大胆に融合したオリジナリティあふれるサウンドを生み出している。
米ヘヴィ・ロック・バンドの1作目で日本デビュー作(2006年発表)。ダークでパワフルな曲に加え、「Castle in the Sky」のようなピアノ入りの物悲しいミディアムもあり、バラエティに富んだ曲が並んでいる。またヴォーカルがやや中性的なのもおもしろい個性といえるだろう。
名古屋発のメロディック・パンク・バンド、THE CLUTCHのアルバム。2008年にCAFFEINE BOMB RECORDSに移籍、D→SKが加入後初のアルバムは、オープニングからBPM最高速の哀愁たっぷりのメロディック・パンク。キャッチーな楽曲満載。
ニュージャージー出身の5人組の2作目。元blink-182のマーク・ホッパスがプロデュースしているが、溌剌としたメロディや親近感あふれる歌などは相変わらず。ピアノ・ロックとして紹介されることも多いバンドだが、アンサンブルはバランスがとれている。
2006年2作目リリース後、活動を休止していた米スクリーモ/エモ・バンドのカムバック作。ヘヴィで混沌として終わる長尺の「CHINESE ORGAN THIEVES」など本編の4曲に、デペッシュ・モードのカヴァー「CONDEMNATION」など3曲を追加収録したものだ。前2作を踏まえた上で、新生面を見せる。
山梨のメロディック・パンク・バンド、NEUTRALの10周年記念となるファースト・ミニ・アルバム。演奏は典型的メロコアだが、急展開する曲構成や、センチメンタルからシリアスまでバリエーションに富んだメロディ・センスなどで、飽きずに聴かせる。
オーストラリア人二人と日本人、アメリカ人がシンガポールで出会って結成したというわけのわからんバンドが新旧の名曲を節操もなくカヴァー。パンクでポップなノリノリなアレンジで、ただただ楽しんで演奏していることが伝わる。だって1曲目が「ゴジラ」だもん!