発売元 : 株式会社フライドライス
2003年に結成、スカ、レゲエ、ファンク、ロックなどさまざまな要素を包括したサウンドを聴かせるCRAZY HiTMANのファースト・フル・アルバム。トリオによるパワフルな音圧のサウンドと、スカとダブを融合させたサウンドがオリジナリティたっぷりに響きわたる。
ノースカロライナ出身の、全員がヴォーカルをとる3ピースが結成5年目にして放つファースト・アルバムは、熱っぽくも繊細なメロディ・ラインから鮮やかな青春の風景を見せてくれる。曲によってはピアノが主役になりながら、その風景はよりリアルな疼きを響かせていく。
ベスト盤を機に原点であるハードコアな部分を見つめ直したかのようなアルバムは、オリジナルとカヴァー(シェルターなど)半々から成り立っている。結成10年を過ぎようとも迸るエネルギーは新鮮で、音の手触りだけではない親密性という部分でのライヴが体感できる。
フィラデルフィア出身の5人組バンド、ザ・シーニックのアルバム。ポップ・パンク、エモコア、パワーポップの要素を併せ持ったサウンドに、美しいメロディと切ない歌声がよく映えている。
プロデューサー、ミュージシャン、リミキサーとして幅広い音楽経験をもつポップ・ミュージックのマエストロ、ライナス・オブ・ハリウッドのベスト・アルバム。ビートルズやビーチ・ボーイズを思わせるポップ・サウンドが魅力だ。
ボストン出身の5人組による7曲入り初作。ムーグを全開させたアレンジはウィーザー〜レンタルズを連想させるものの、演奏そのものはかなりアグレッシヴかつ大仰で、パワー・ポップというよりエモという印象も。それだけに大バケする可能性もある。
米フィラデルフィア出身のロック・バンドの3枚目。紅一点シンガー、レイチェルのパワフルかつ健康的なヴォーカル、ユーモラスでもあるムーグの効果的な音色など、独特のカラーを持つ変化に富んだ曲が並ぶ。どれもが親しみやすい演奏だ。
大阪出身5人組の2作目。シンディ・ローパーの「タイム・アフター・タイム」、バングルスの「マニック・マンデー」などのよく知られた洋楽のヒット曲をカヴァーしたもので、アリスターのスコット・マーフィがプロデュース。独自の仕掛けにニンマリしちゃうが、とにかく楽しめる点がポイントだろう。
アメリカ・コネティカット州出身のエモ/スクリーモ・バンド、ディス・イヤーズ・アンセムのデビュー・アルバム。シャープで疾走感あふれるサウンドや一緒に歌ったら気持ち良さそうなメロディ・ラインなど、日本でも人気を集めそうな要素が満点だ。
映画関連の曲をパンクにアレンジするシリーズの第2弾。リサ・ローブ作品「ステイ」をポップにカヴァー、しかもその作者本人が参加するなど、ゴージャスな企画だ。アレンジも楽しめるし、ほかにも多くのゲストが参加しているので、付加価値もたっぷり。
日本全国を精力的にツアーし続けているメロディック・パンク・バンドのファースト・フル・アルバム。CDを聴いているだけで熱くなるようなエネルギッシュな演奏とキャッチーなメロディが印象的で、海外のバンドのようなサウンドの一体感も心地好い。
94年にアリゾナ州で結成された5人組メロコア系バンドの2007年1月に出たアルバムが日本上陸。とにかく演奏が速い。聴いているだけでドッと疲れてしまうほどだが、この速さが彼らのキモなのだろう。プロデューサーはこの筋で人気のライアン・グリーン。
京都出身の4人組レゲエ・ロック・バンド、VIBEDREDの2ndアルバム。レゲエやダブ、スカのテイストを残しつつも、本作ではメロディを前面に押し出したロック・サウンドに磨きがかけられている。
ニュー・ファウンド・グローリーの覆面バンド? と噂され、パンク/ハードコア界で話題となっていた謎の集団の2007年8月発表のアルバム。超高速のオールドスクール・ハードコアが全編にわたって展開している。
米国アリゾナ州のミクスチャー・ロック・バンドの6作目。ファンクやラップをメタル、いやロックンロールのテクスチャーにまぶしたサウンドが、邪心なく突き抜けている。DJやプログラミングも担当するメンバーも含むトリプル・ヴォーカルも嫌味なく元気だ。
積極的なライヴ活動と、持ち前のキャッチーさで注目を集めるドイツのポップ・パンク4人組のサード。シンガロングなメロディとともに一枚を軽快に駆け抜ける好盤で、打ち出しとしての懐の深さはあるものの、あくまでも小細工なしのストレート勝負な姿勢にも好感が。
ドイツの新進ポップ・パンク・バンドのサード・アルバム。ポップな感覚、キャッチーなメロディが耳に気持ちいい。ドイツのバンドらしい、ある種の端正さも好印象を与える。それでいて、パンク・バンドとしてのスタンスを決して忘れていないところがうれしい。