発売元 : 株式会社BZONE
上田正樹とサウス・トゥ・サウスのシンガー&ギタリストとして知られるクンチョー氏のセカンド。当時(75年頃)と芸風は変わらず。黒い塩辛ヴォーカルは健在。宇徳敬子とデュエットしたCMソング、(11)が真っ黒い楽曲だらけの中、異色だがいい味出してる。
元サウス・トゥ・サウスのクンチョーのソロ。ヤング・ラスカルズ(1)、ドリフターズ(2)、A.C.ジョビン(7)にスティーヴィー・ワンダー(4)(8)(9)など脈絡のなさそうなカヴァーをラテン・ビートで聴かせる。ノビのいい男臭いヴォーカルがアルバムの聴きどころ。
かつてB.B.クイーンズ(「ぽんぽこりん」で有名)のコーラス隊“Mi-ke”に在籍、グループ・サウンズのカヴァーなどで鳴らした、うとくさんのソロ1st。アコースティック・サウンドが心地よく、歌詞も“かわいい女”が大半で、嫌みがない。好感度高し。
バック・コーラスで超売れっ子の彼女だが、ソロ・アルバムもこれで5作目。もちろんそのヴォーカルがまず聴きどころだが、作詞作曲も数曲手がけている。ほとんどが恋愛ソングの中で、自然や希望を無邪気に明るく歌った(11)が、かえって耳を引く。
ヴィクトリアのCMソング(4)(アルバム・ミックス)を歌っていた矢島良介のデビュー作。作詞・作曲はすべて彼が手がけており、DIMENSIONとTWINZERのメンバーがバックに参加。歌詞カードのハービー山口氏のモノクロ写真が美しい。
ギュイ〜ンと鳴るハードなギターを中心にしたオケを聴いてるとジャーニーを思い出すなぁ。キャラクターは陽。森下由実子のよく伸びるヴォーカルはクセも少なく万人向けでしょう。やたら細かいレコーディング・データを付けるのはここのレーベルの特徴か。
2年ぶりの自作曲のアコースティック・ヴァージョン集第2弾。メロディの骨格がよりあらわになるようなシンプルなアレンジは、曲の良さに自信を持っていることの証だ。しっとりと唄われるヒット曲たちはファンにはたまらぬ贈り物になることでしょう。
出すシングルすべてがヒット、ある種の貫禄さえ漂うZARDの5thアルバム。耳ざわりのいいウェットなメロディ・ラインに乗せた、歌姫・坂井泉水のはかなげなヴォーカルが、恋に揺れる微妙な女心を見事に表現している。彼女が手がける飾らない詞もいい。
近藤房之助(vo、g)、青山純(ds)、川端民生(b)、八木のぶお(harmonica)の4人によるハード・エッジなブルース・ロック・アルバム。近藤のリーダー作でありながら、このユニットの整合性、緊張感が生み出す匿名性に耳を奪われる。と同時に強烈に闇を感じさせもする。
少しだけ地味になった気がしますが、早くも本格派シンガーへの転身を狙ってるのか? 「いつまでもイケイケじゃやだー」とか、スタッフの前でつい口がすべったのか。まだ若いんだし、あせって大人の歌手の仲間入りしたって上がつかえてるよ、と言ってやりたい。
一度、頭にインプットされたら一生憶えていそうな強烈な名前だよね、コレは。音は、小比類巻がプログラミング制御されたサウンドと格闘するってな感じで、最初のインスピレーションを覆すまともな内容。全曲自作で編曲は葉山たけしが3曲担当。