発売元 : 株式会社BZONE
「君がいたから」「突然」(2曲とも収録)と大ヒット連発のFIELD OF VIEW、1stアルバムの登場だ。どこにでもありふれていそうで、実は個性的というのが彼らの魅力。誰にでも入りやすいサウンドとヴォーカリスト・浅岡雄也の声には吸引力がある。
ビッグ・ヒット2曲を収めた4作目のアルバム。ミディアム・バラードで幕を開けたら、ダンサブルなサウンドとリアリティに満ちた摩季ワールドへ。グッとくるような品のなさが魅力のブラック・ミュージックの、日本的な展開を極めているよな。これって。
ZARD人気の最大の要素は、やはり坂井泉の書く歌詞にあるのではなかろうか。多少奥ゆかしさを持った女性の、決して気取らない等身大の恋愛心理。現代風のイケイケではない、古風な女性の持つ秘めた想いに胸をしめつけられるのは、男も女も変わらない。
かつてB.B.クイーンズ(「ぽんぽこりん」で有名)のコーラス隊“Mi-ke”に在籍、グループ・サウンズのカヴァーなどで鳴らした、うとくさんのソロ1st。アコースティック・サウンドが心地よく、歌詞も“かわいい女”が大半で、嫌みがない。好感度高し。
バック・コーラスで超売れっ子の彼女だが、ソロ・アルバムもこれで5作目。もちろんそのヴォーカルがまず聴きどころだが、作詞作曲も数曲手がけている。ほとんどが恋愛ソングの中で、自然や希望を無邪気に明るく歌った(11)が、かえって耳を引く。
ヴィクトリアのCMソング(4)(アルバム・ミックス)を歌っていた矢島良介のデビュー作。作詞・作曲はすべて彼が手がけており、DIMENSIONとTWINZERのメンバーがバックに参加。歌詞カードのハービー山口氏のモノクロ写真が美しい。
近藤房之助(vo、g)、青山純(ds)、川端民生(b)、八木のぶお(harmonica)の4人によるハード・エッジなブルース・ロック・アルバム。近藤のリーダー作でありながら、このユニットの整合性、緊張感が生み出す匿名性に耳を奪われる。と同時に強烈に闇を感じさせもする。
ヒット・メーカーとして多忙な時期のアルバムで、自作でもそのキャッチーな路線ははずしていない。しかし、幅広い音楽性を持っている人なので、この頃はポップに突っ走っていたということでもあったろう。(2)のエキゾチックなウェットさは、その中では異色か。
ZARD(アクセントは“AR”に)のサード。ヴォーカルの坂井泉水さんしか写ってませんけど、バンドです。織田哲郎、川島だりあ以下、作曲はビーイング・オールスターズ。ただいま赤丸急上昇!? という世界だが、坂井さんの個性がちと弱め(美人だけどさ(ハート))。
ダブル・ミリオンを達成し、第8回日本ゴールドディスク大賞アルバム賞ロック・フォーク部門(女性)を受賞した3rdアルバム。いまや応援ソングの定番となった「負けないで」やポカリスエットCMソング「揺れる想い」など、大ヒット・シングルを収録。
意外やクラシカルなインスト・ナンバーで幕を開ける彼らのミニ・アルバム。彼らのメロウな部分を最大限にアプローチしたような(1)をはじめ、レギュラー作とは異なった余裕がここで感じられる。これが、彼らの新たな布石になるのだろうか?
B'zのギタリスト兼コンポーザー松本孝弘のソロ・アルバム。宮沢りえちゃんが出てたカルビーのCMソング(7)も入ってて、超カッコイイ! ギターという楽器がこんなにも雄弁で、イマジネーションを広げてくれるものだったとは。(8)の色っぽさにはアセッタ。