発売元 : NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
アニメ・ファンに絶大なる人気を誇るカリスマ・シンガー、KOTOKOの14枚目のシングルは、押井守監督の映画『アサルトガールズ』の主題歌。映画同様に強く戦うカッコいい女性のイメージで、ハードなエレクトロニクス・ポップに仕上がっている。未来的コスチュームのジャケットも新鮮。
森重樹一(vo)と松尾宗仁(g)が始動させた5人組による、アルバム『非常ベルが鳴り止まない』(2009年)を引っ提げて行なわれたツアーの東京公演の模様を収めたライヴ盤。リズム&ブルースの深みを堪能させるロックンロールがストレートかつ軽やかに伝わってくる。
まるで母に抱かれるような大きさにあふれたヴォーカルが魅力のカヴァー集。もちろんベースはレゲエ・アレンジになっているわけだが、J-POPの名曲が彼女にかかると、その曲の世界を壊すことなく、まろやかでハートフルな作品に進化するから不思議だ。しみじみする一枚。
韓国出身歌手の11枚目のシングル。透明感のあるヴォーカルにキュートさのみならずしなやかさが加わり、伸びやかに歌い上げている。「好きなんだ」の高音部分の美しさが、繊細な恋愛心を物語り切ない。「Sunday」は、失恋を経て新たな一歩を踏み出す女の子への応援歌。少しずつ賑わいを増すアレンジと声の表情が秀逸。
デビュー13周年を記念して行なわれたライヴを収録した一枚。「スマイル」や「欲望」といった代表的な曲を中心に構成され、ベスト盤的な意味合いも含まれている。伝わってくるライヴの臨場感は、非常に熱いノリがありながらも丁寧に作り込まれた様子で、緊張感漂いつつも牧歌的ないいステージだ。
ベスト盤と銘打ちつつ、5曲もの新録音(わずか30秒の曲もあるけど…)やサントラからの楽曲が含まれた、お得感ある一枚。手作り感あふれる目玉トラック「小組曲「ピタゴラスイッチ」」をはじめ、楽譜集第2弾との連動曲も多く、ファンはぜひ楽譜も入手されたい。なお、新曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」に過大な期待? はしないでね。
3オクターヴ半の音域と透明感あふれる歌声をもつ女性シンガー・ソングライターの3作目。テーマはラブ。トロピカル風カラフル・サウンドに彩られながら、恋するせつない気持ちや幸せに包まれているのにどこか不安など、愛することの戸惑いが10通りのシチュエーションで歌われている。
ダンサブルながらも切なさを含んだサウンドに乗せ、運命人に対する深い思いをまっすぐに語りかける、約1年ぶりとなる10枚目のシングル。シンガー・ソングライターとしてのスタンスに立脚しながらも、それだけに留まらない新たな展開を予感させる作品だ。
JIKOMANがサウンド・プロデュースを担当した日本再デビュー・シングル。約2年半ぶりのリリースとなったこの曲は、優しいメロディと爽やかで芯の通ったユンナのヴォーカルが融合した異色のナンバー。新感覚のポップス曲だ。
秋間経夫(ex.マルコシアス・バンプ)率いるバンドのデビュー作。普遍的な陽気なロックンロールを主体とした点では、ノスタルジックな微笑ましさが際立つ一作で、ストレートかつ素直な魅力に長けている。もう少しグラム特有の毒気も欲しかったのも本音。
元マルコシアス・バンプの秋間経夫率いるグラム・ロック・バンドのデビュー作。オリジナル盤と2枚同時発売で、本作はカヴァー集。T.レックス、デヴィッド・ボウイなどを演奏、ニヤっとする出来だ。ジャケットを描いた漫画家・栗原正尚がコーラスで参加。
92年から裏方で活動してきた池田憲一=ROOT SOULの1作目。ゲストを多数招きつつ自身が弾くベースを核に、モンク・モンゴメリーの「Fuselage」のカヴァーも交えながら展開するしなやかなソウル・ファンクは、門外漢も躍らせるクールなセンスだ。詳細な解説付き。
ZIGGYの森重樹一(vo)と松尾宗仁(g)のユニットに三人が加わり、5人編成となってからの初のフル・アルバム。「非常ベルが鳴り止まない」「DON'T YOU CARE,DON'T YOU MIND」「まっぴらさ」でのストーンズ風のギター・リフにニヤリ。アンプ、エフェクターに至るまで使用機材をブックレットに記載するなど、ギター・マニアの探究心もくすぐっている。
Kuuboこと大久保晋(b)と Abechangこと阿部吉剛(key)のユニットによるジャジィなラバーズ・ロック。スタンダードもオリジナルもほんわか心地よくグルーヴィ。サックス (早坂紗知) を押し出したマイルス・デイヴィス作のインストの「So What」は、かなり硬派で聴きごたえ大。