1990年12月21日発売
ブロッサム・ディアリー・アット・ロニー・ブロッサム・ディアリー・アット・ロニー・
キュートな語り口とエレガントな情感で人気のあるブロッサム・ディアリーが、63年にロンドンの名門クラブで録音した実況盤。自作の名曲(5)やジョビンの(8)など洒落た歌唱とピアノ、ウィットに富んだ語りも堪能できる。マニアも長年探していた垂涎の1枚。
ディファレント・カインド・オブ・ウェザーディファレント・カインド・オブ・ウェザー
プロデューサーに再びD.ギルモアを迎えた3作目。たそがれたネオ・アコースティックは、実際(3年ぶり)以上の年月を感じるが郷愁に満ちたメロディーの美しさに目頭が潤う。打ち込みの連打に耳を犯された自然回帰派の人なら納得しながら耳を傾けるはず。
ザ・リプリーズ・コレクションザ・リプリーズ・コレクション
60〜84年のリプリーズ時代のアンソロジーで全81曲。壮から老へかけてという、ちょうど最も味の出る時期だけに、ウマサを十分に堪能できる。逆に、ウマ過ぎちゃってねぇ、と言ってみたくもなるが…個人的にはキャピトル時代の方が好みにあってます。とはいえ、聴き応えは文句なし。満腹マンプク。昨年12月に75歳になったシナトラ、20世紀最高のシンガーの看板は、やっぱ彼のものか。
ゲット・イットゲット・イット
あまりに良くて泣けた昨年の「クローサー・トゥ・ザ・フレーム」のデイヴの代表作とも呼ばれる77年の作品。当時は全く興味がなかったが、今は何故こんなにも新鮮で気持ち良く、胸に響くのか。若く、ストレートで、オーセンティックなロックは不朽不滅だ。