柔らかな響きに包まれたやさしいディヴェルティメント。なめらかに歌われるパッセージは軽やかで透き通っていて、早春の柳のようにしなやかだ。だが、(4)では悲劇性の表現もフーガの構成も今一つだったのが惜しい。収録時間が短いのも残念。