1991年2月21日発売
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 OP.104ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 OP.104
おおらかに歌い、自然の息吹きをたっぷりをはらんだドヴォルザークのすばらしさ。この人には、いくら期待してもし過ぎることはない。「コル・ニドライ」の、心を甘酸っぱさでいっぱいにしてくれる音色と、あざやかな弓づかい。彼女なら、エルガーが弾ける!
LIVE IN CAMP DRAKELIVE IN CAMP DRAKE
戦争が“テレビ・ゲーム”になってしまった平成ニッポンに生きてると、あの日比谷野音での頭脳警察のアジテーションすら「子供だましの伝説」と思いかねないほどボケこいちまう。歌詞カードで(2)の「グラス」が「……」と印刷されているのはいかなるわけか。
狂った太陽狂った太陽
サイバーで近未来なパノラマ・クリア・ジャケットが綺麗(メンバーをプリントした6枚組フィルム)。「プラスチックな耽美」だった前作に比べるとソリッドなギターバンドとしてよくまとまってきたなという印象。あとはその「お耽美」な芸風を徹底させること。
英哲英哲
このところズッと、フュージョン領域での欠かせぬ脇役として、謂わば他流試合にその活動の場を置いてきた感のある林英哲が、久々に自らの名を冠したアルバムで「和太鼓」の領域に還ってきた。異種混交の楽しみは薄れたが、林流新邦楽、真のファンに迫る。