1991年2月発売
シューマン:交響的練習曲シューマン:交響的練習曲
ペライア29〜30歳のころの演奏で、「作品13」と「遺作」は1976年初来日の折りに収録され、「蝶々作品2」はその翌年にNYで録音されたもの。いずれも、抒情豊かにやわらかく弾きあらわされており、あたたかみと自在感あふれるペライアのシューマンだ。
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集作品6シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集作品6
本当にシューマンを演奏することは難しいと思う。屈折した心を持つシューマンをどうしたら自分のものにできるか……。ペライアは若々しい知性でそれに臨んだ。テクニックも表現も抑えめにして彼の心をたどるペライアのピアノには、好感が持てる。