1991年発売
ヴァーチュアル・ラビットヴァーチュアル・ラビット
前作『サイエンスの幽霊』の続編と言えそうな平沢進の91年作。前年に取材で会った平沢氏は「本ギャグ百連発」のビデオが見たいと語る冷静な紳士であったが、氏が創造するテクノな音楽のへんなグルーブ感は常人離れしている。(10)のギャグ感覚は◎。
ポール・マッカートニー公式海賊盤ポール・マッカートニー公式海賊盤
海賊盤といったら正式には認められてない。しかしこれは、公式海賊盤というポール自身が認めて発売するモノ。番組で行なったアコースティック・ギター中心の暖かみのあるライヴを収録。ビートルズ時代のものやソロ・カヴァーなどポール独特の歌声が生で聴ける。
もう誰も愛さないもう誰も愛さない
時代に迎合してアルバムのベーシックはハウス。土曜の夜にカー・ステで聴くってのが相場です。ブックレットの写真も受け手の心理を読んでヘルシー・エッチ。正当な評価をしたいのがアレンジ面。一筋縄でいかない裏ツボをキッチリ押さえこんでいて喝采。
遠藤実作品集〜おやじ先生遠藤実作品集〜おやじ先生
デビュー25周年を記念して恩師・遠藤実の曲を歌っている。歌のなかに微妙にナマリを混入した千昌夫の歌唱スタイルは、遠藤実の作品で一段とじんわり・しみじみと望郷の思いをさそう。タイトル曲に出てくる「蒲原」は遠藤の新潟の別荘の所在地からか?