1992年10月25日発売
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタブラームス:ヴァイオリン・ソナタ
こんなに繊細な演奏がかつてあっただろうか。すべてを捨ててひたすら曲に奉仕し、祈っているかのようだ。特にこの傾向は第1番に強い。ピリスも完全にデュメイに同調している。クレーメル/アファナシェフとは違った方向に突き詰めたブラームス。
小林幸子全曲集パートI小林幸子全曲集パートI
派手な衣装ばかり目につく小林幸子だが、演歌に押しやられているものの、そのヴォーカル・スタイルやサウンドは泥臭いものではなく、意外とおしゃれなもの。ただ、グッと力を入れるところで歌謡性を強調しすぎるタイプなので演歌的になってしまう。
愛、とどきますか愛、とどきますか
デビューから4半世紀といえば自他共に認める大ベテラン。確かに彼女の歌からは、そんじょそこいらのヒヨッコたちには真似のできない存在感が感じられる。ただ、ときどきその重さが負担に思えることもある。これだけキッチリと押してこられると貫禄負けか。