1992年11月21日発売
3枚目のフル・アルバム。パンク・バンドだが、音楽的に幅広い要素をもっていることを示した作品で、象徴的なのがYMOのカヴァーの(6)だろう。エレクトロニクスの使い方もリズム・セクションもセンスがいいし。リザードを思い出すところもあった。
ジャンル
とうとう出ましたね。メアリー・ブラックのベスト盤。これでまたメアリーの心やすらぐ温かな音に出逢う人が増えるかと思うと喜ばしい限りですが、JR東海のCMで使われた(7)等の他、未発表曲の(12)(13)も収められているので既にCDを持っているメアリー・ファンも必聴です。
10年以上前の録音だが、バロック期の作品によるなかなかまとまったアルバム。ゲリー・カーが世に広めたと言っていいエクルズのソナタが、さすがにいつ聴いても胸を打つものがある。彼の魅力はテクニックよりも、むしろその叙情性にあることを納得。
'85年にデビューした新人の中で群を抜いて人気アイドルとなった中山美穂のファースト・アルバムです。ヒット曲「C」を収録しているものの、「生意気」は入っていませんので、あしからず。山口百恵の頃の性典ものとかって呼び名は、もう古いのかな〜。
テレビ・ドラマ『毎度おさわがせします』に出演するや一躍アイドルに。その後「C」でレコード・デビュー、レコ大新人賞も獲得、そして映画へも進出と大活躍の中山美穂が早くもセカンド・アルバムをリリース。「生意気」など全11曲、若さがはち切れそう。
やられた。全曲、詞ー松本隆・曲ー筒見京平・編ー船山基紀による気合い十分・出来十二分の豪快作。ちょっと舌足らずでワイルドな乙女のココロイキでドォーンと歌いこましておる中山美穂の足腰はえらい。もうこれは全面的にオススメするしかありません。
どこまでもパッショネイトでいこうという決意のほどがうかがわれる新作。へんなユーロ・ビートものよりはるかに太くていい音についしてしまいたくなる底力がこの娘にはあるからなんだろう、踊れる曲ばっかり。もちろん乙女心の切実さもじっくり聴かせます。
ユーロ・ディスコの悪夢からのがれて、角松敏生のプロデュース。オフぎみのヴォーカルをつつみこむ都会派のサウンドとそれをリードする甘美なメロディ。一歩おとなにってとこか。手堅い。メリハリということじゃ今までで一番じゃないだろうか。元気。
シングル・ヒット曲(6)を含むミディアム・テンポの曲を中心に構成されたアルバム。徐々に“可愛さ”だけを注目されるアイドル性に歌手としての力を付けつつある美穂が、歌いだしていると思わせるバラード・タイプの曲も含め、現在進行形のアルバム。
20歳の春といった感じで、何処となく新鮮なふくよかさが、全体から漂ってくる。しっとり歌いあげていくバラードを中心に、ビートものを適度に交えながら、華やかに、且つ手堅くまとめてある。自作曲が3曲あるが、いずれもバラードというのが象徴的だ。
シングルの(3)のコーラスアレンジが森高千里みたいと思ったら、作曲とアレンジは森高千里でおなじみの斎藤英夫でした。ミポリンのブラコン・ソフィスティケイテッド路線もすっかり定着。今回は(1)(2)(9)を自作。ところでトシちゃんとの仲は…!?