1992年2月発売
イッツ・ア・ビッグ・ダディ・シングイッツ・ア・ビッグ・ダディ・シング
ジャンル
大人の男の色けをふりまきながら誰からも一目置かれている顔役ラッパー89年発表のセカンド。T.ライリーによる(9)他、(10)(プリンス・ポール)、(5)(マーリー・マール)等5曲のヒットを収録。DJ出身の技を駆使したセルフ制作曲も味あるラッピンもいける充実作だ。
ベスト・オブ・ボビー・ダーリンベスト・オブ・ボビー・ダーリン
この人も日本での評価は低かった。歌え過ぎちゃったところが、中途半端なイメージになってしまったのかもしれない。当時はこういうタイプを受け入れる土壌がなかったから…今も同じようなものか。(8)は何回聴いてもいいですねえ。(11)(12)あたりは面目躍如。
ベスト・オブ・ボビー・ダーリンベスト・オブ・ボビー・ダーリン
60年代の黄金時代を築いた3Bと帯にあるが、あとの二人はライデルかヴィントンかヴィーか? 今回、アトランティックに残した作品が2枚まとめて発売になった。しかし、「マック・ザ・ナイフ」が収録されていないダーリンのレコードはペケ。従ってこれが本命。
ジャズ・アブストラクションズジャズ・アブストラクションズ
ヨーロッパ志向を一段と強くしたルイスが、オーネットやドルフィー等と、ジャズの概念を深く掘り下げた“問題作”。だが、表題の言うほどの難解さは少なく、ルイスの創造意欲がひしひしと迫る。「コンテンポラリー・ミュージック」という記述が印象的。