1992年2月発売
大ピース大ピース
アルバムタイトルからして、彼らの自信の程が窺える新生パール兄弟の新譜。戸田誠司(5)、近田春夫(4)、奥居香(6)と作曲陣も賑やか。しかもどの曲もしっかりパール色に染まっていてファンは一安心。でも欲を言えば『Toy vox』辺りで濃厚だった毒気要素が欲しい。
セプテンバー・オブ・マイ・イヤーズセプテンバー・オブ・マイ・イヤーズ
ジャンル
シナトラ最良の年、65年に発表された50歳を記念してのアルバムがこれ。しみじみもののバラード集で“私の年かい? 恋が出来ないほど老いてはいないよ”と(2)で歌えるシナトラの格好良さ。華やかな輝きの中に渋さを感じさせる酒落たセンスのバラード集。
イッツ・ア・ビッグ・ダディ・シングイッツ・ア・ビッグ・ダディ・シング
ジャンル
大人の男の色けをふりまきながら誰からも一目置かれている顔役ラッパー89年発表のセカンド。T.ライリーによる(9)他、(10)(プリンス・ポール)、(5)(マーリー・マール)等5曲のヒットを収録。DJ出身の技を駆使したセルフ制作曲も味あるラッピンもいける充実作だ。
ベスト・オブ・ボビー・ダーリン VOL.ベスト・オブ・ボビー・ダーリン VOL.
この人も日本での評価は低かった。歌え過ぎちゃったところが、中途半端なイメージになってしまったのかもしれない。当時はこういうタイプを受け入れる土壌がなかったから…今も同じようなものか。(8)は何回聴いてもいいですねえ。(11)(12)あたりは面目躍如。
ベスト・オブ・ボビー・ダーリン VOL.ベスト・オブ・ボビー・ダーリン VOL.
60年代の黄金時代を築いた3Bと帯にあるが、あとの二人はライデルかヴィントンかヴィーか? 今回、アトランティックに残した作品が2枚まとめて発売になった。しかし、「マック・ザ・ナイフ」が収録されていないダーリンのレコードはペケ。従ってこれが本命。