1992年5月発売
イエロージャケッツイエロージャケッツ
フュージョン表現のなかで数少ない優良株、つまり例外的に信頼しきっちゃって問題のないバンドであるイエロージャケッツのデビュー作。1981年発表。やっぱり、これもいい。ラッセル・フェランテを中心に、“視点”のある表現をちゃーんと提出している。
ベスト・オブ・クラレンス・カーベスト・オブ・クラレンス・カー
恐るべき“マッスル・ショールズの奇蹟”はここにもある。クラレンス&カルヴィン時代のシングル(1)、フェイム時代の(2)(3)が収録されている点がポイント。言葉に形容し難い、素晴らしい(5)(10)(14)はソウル・ミュージックの歴史上に於いても極点に位置する。
ベスト・オブ・ソロモン・パークベスト・オブ・ソロモン・パーク
ビッグ・Oと並ぶディープ・ソウルの大御所。この41曲入りのベストはソウル・フリークのマスト・アイテムだ。抑制を心得たそのシャウト振りは、後続のソウル・シンガー達に多大な影響を与え、特にミック・ジャガーの唱法にバークの影を見ることが可能だ。
瞑想と逸脱の世界瞑想と逸脱の世界
MJQから離れたルイスは驚くほど奔放な演奏を聴かせてくれる。2つのピアノ・トリオを収めたこの作品でも、そうした彼の特徴が顕著に示され、もうひとつの面を見た気にさせられる。思索的なプレイの中から、自己主張を行なっていく彼はサスガだ。