音楽むすび | 1992年発売

フランス在住のピアニスト加古隆のソロによる92年の作品。加古のソロはいつも静謐な時の流れを感じさせるが、再演曲を含む集大成的な内容の本作では、その繊細な心象風景に悲哀の影がうっすらと見え隠れするのが印象的だ。(6)はCF曲、(7)は映画テーマ曲。

14カラット・ソウルの来日記念盤。『ガール・イン・ホワイト』『アイ・ラヴ・ユー』『ゲット・バック・イン・ラヴ』からのカヴァーのみをピック・アップ。達郎の(1)(5)(12)、B.E.キングの(2)、ビートルズの(10)等、ドゥワップ・アカペラの楽しさを十分に伝えてくれる。

最高の音で楽しむために！

小林ひとみに似た仲道サンのCDは、何やら物思いにふけるセピア色の写真がふんだんに入り、女性誌的なきれい感覚で一貫。音楽は主旋律を甘く、悲しく、センチメンタルに歌い回し、アア、コンナニ露骨ナ青春ノしょぱんモ珍シイ。ミンナデ泣コウネ。